収益等の状況について
収益的収支比率が100%を下回っており、維持管理費(有人管理に伴う委託料等)が増大していることや本市の他の市営駐車場に比べ駐車場の料金設定が低いことから、経営としては厳しい状況にあると言えます。ただ、市営駐車場全体としては、①収益的収支比率106.55%、②他会計補助金比率0、④売上高GOP比率45.98%となり、市全体として捉えた場合、比較的安定経営をしていると考えられる。※平成28年度より特別会計を設けたため、平成24年度から平成27年度までは当該値がない。
資産等の状況について
設置から30年を経過しており、経営も厳しい状況にあることから、維持管理費の節減等を目的とした設備投資を行います。⑧設備投資見込額については、建設後の経過年数や現段階における修繕の度合い、利用頻度等を踏まえて見込額を算出したが、今後は予防保全についても考慮しつつ、見込額を見直していく。
利用の状況について
稼働率は、比較的高い状況にあり、周辺施設の状況から稼働率を維持できると考えられる。利用状況については、今回が特別会計を設けた初年度にあたるため、次年度以降の推移を踏まえつつ、今後について検証していく。※平成28年度より特別会計を設けたため、平成24年度から平成27年度までは当該値がない。
全体総括
稼働率は、比較的高い状況であるが、維持管理経費の増大により収益等の状況は厳しい状況にあるため、平成30年度に機械化を行い、無人化による維持管理費の抑制や駐車料金の見直しを行い経営改善を図っていく。なお、駐車場の一層の合理的、効率的な管理運営を行うため、平成31年度より指定管理者制度を導入する予定である。