恵那市：国民健康保険上矢作病院

地域において担っている役割

〇へき地における医療の提供へき地拠点病院として、市内の公立診療所への医師等派遣。〇救急医療の提供休日及び夜間における治療を必要とする救急患者の受入。〇地域医療を担う人材育成臨床研修医協力施設として研修医・医療技術学生の研修受入指導の実施。〇地域包括医療住民が住み慣れた場所で安心して自立した生活が出来るように医療の提供。

経営の健全性・効率性について

〇経常収支比率回復期病床の利用率の向上で医業収益の増加によります。〇医業収支比率病院の医業活動の費用に対する医業収益の割合は、前年度より増加傾向にあり、引き続き維持します。〇累積欠損金比率単年度収支を黒字にして累積欠損金を解消するよう引き続き経営努力をします。〇病床利用率69.6％と70％を下回る利用率であったが、経営努力により前年度より利用率が向上できました。〇入院・外来患者1人1日当たり収益入院・外来ともに、前年度に引き続き類似病院平均値を上回る事が出来たため、引き続き維持します。〇職員給与費対医業収益比率前年度と比較し増加した要因としては、医師及び看護師の常勤としての雇用が確保したためです。〇材料費対医業収益比率類似病院平均値より上回っているため前年度同様に経営努力をし、経費等削減を目標としまずは類似病院平均値にします。

老朽化の状況について

〇有形固定資産・器機備品減価償却率有形固定資産については類似病院平均値より上回っているが器機備品については同値に近づいています。老朽化が進み適切な更新等の計画に基づき適宜更新し経営します。〇1床当たりの有形固定資産類似病院平均値より下回っています。過大な投資をせずに今後も適切な更新等の計画に基づき適切な投資を維持します。

全体総括

地域において担っている役割を達成しつつ、地域包括医療・ケアに邁進し健全な運営を行い、平成30年度の経営比較分析表を参考に当院のおかれている状況を把握し運営等に反映します。厳しい経営状況の中で医師及び看護師の確保ができ患者数の増加に努め医業収益の増収となり、病床利用率も70％付近まで向上でき黒字化となりました。前年度からの課題となっている材料費対医業収益比率が類似病院平均値を上回っているため、安価な薬品・診療材料の購入に努め今後もより一層健全な経営・運営を図ります。