経営の健全性・効率性について
収益的収支比率は毎年90%前後で推移していたが、平成26年度は100%を上回った。今後もこれを維持すべく経営改善への取組みに努めなければならない。類似団体と同様に汚水処理原価が高額で推移し、経費回収率も30%から50%台で推移している。経営の効率性を低下させないために、必要に応じて投資の効率化や維持管理費の見直しなどが必要である。施設利用率が低く推移しているのは、元々の利用人口が少ないことによるものと思われる。
老朽化の状況について
平成9年から供用を開始しているが、布設替えは行われていない。しかし、施設においてはマンホールポンプなどの修繕が発生している。
全体総括
収益的収支比率は毎年90%台で推移し、平成26年度で100%を上回ったが、施設や機械器具の修繕が発生している。今後更新投資を料金収入で賄うためには、将来の事業継続に向けて経営改善への取組みや対策が必要であるが、利用人口が少ないことから、一般会計からの繰入れに頼らざるを得ない。