収益等の状況について
売上高GOP比率を見ると高い値で推移している。収益的収支比率、EBITDAについては、平均値より下回っているが高水準で推移している。また、他会計補助金もないことから健全経営であることが伺える結果となっている。平成29年度と平成28年度を比べると、軒並み平成29年度が悪化している要因は、平成28年度と比較すると、利用台数は増加しているものの、利用料金(収益)がマイナスとなるため、収益的収支比率、売上高GOP比率、EBITDAが悪化したためである。
資産等の状況について
状況を比較する対象となる数値はないが、軽井沢町駅周辺の地価が高い場所に位置するため、一層の高度利用ができるか検討するべきであるが、現在の経営状況や設備投資見込額等を見ると経営は健全であり、周辺の渋滞状況を考えると、継続して経営していくことが必要と考えられる。平成33年度に駐車場入場券発券機及び精算機等を更新予定。
利用の状況について
稼働率については、低い数値で推移しているが、町の特徴として、ゴールデンウィークやお盆時期など繁忙期は、町内が渋滞しているような状況であるため満車となる。
全体総括
軽井沢町の特徴として、繁忙期にかなりの台数の流入があり渋滞が発生する。このことから、駐車場は重要な位置づけであり、一概に稼働率や資産の状況だけを見て他の利用を検討することは難しいと考える。収益の数値を見ると高水準で推移しており、経営状況は健全である。