甲府市:農業集落排水
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経営比較分析表(2020年度)
経営の健全性・効率性について
古関・梯地区は、過疎化・高齢化が進み、処理区域内人口が減少していることから、使用料収入が減少し、施設の維持管理費への充当が少なく財源の確保が困難である。また、市債の償還も長期にわたり継続するため、一般会計からの繰入金で経営を維持している状況である。今後も処理区域内人口の増加が見込めないため、これまでと同様に一般会計から繰入金が必要になってくると思われる。収益的収支比率は、支払利息が減少傾向にあるものの、老朽化及び災害に備えるための備品購入、建物及び器具修繕の費用は増加傾向にあり、100%未満であることから、今後も経営改善に向けた取組みが必要である。企業債残高対事業規模比率は、償還金元金の返済に伴い、減少傾向にある。経費回収率は、前年に比べ公費負担分を除く汚水処理費の減少に伴い一時的に改善しているものの今後、老朽化及び自然災害に備えるため引き続き使用料の見直し等の検討なども必要になってくると思われる。汚水処理原価は、委託料費、事業用器具修繕費等の増加に伴い、近年は増加傾向にある。施設利用率は、汚水処理人口の減少に伴い、一日平均処理水量が減少することから減少傾向にある。
老朽化の状況について
施設の供用開始より24年が経過し、施設の老朽化による機器の故障が目立ってきている。施設稼動に必要な故障箇所を優先し修繕を行っている。今後は施設の機能診断結果を基に、施設の更新や長寿命化を図っていく。
全体総括
当該事業は、本市の梯町・古関町限定であり平成9年4月の供用開始から24年が経過した。今後は地域の実情を踏まえ、施設を適正に維持しながら経営努力を続けていくことが必要である。