越前市:特定地域生活排水処理

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収録データの年度

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経営比較分析表(2016年度)

20102011201220132014201520162017201820192020202178%80%82%84%86%88%90%92%94%96%98%100%102%収益的収支比率
20102011201220132014201520162017201820192020202128%29%30%31%32%33%34%35%36%累積欠損金比率
20102011201220132014201520162017201820192020202199.5%100%100.5%101%101.5%102%102.5%103%103.5%流動比率
20102011201220132014201520162017201820192020202171%72%73%74%75%76%77%78%79%経費回収率
2010201120122013201420152016201720182019202020210.08円0.1円0.12円0.14円0.16円0.18円0.2円0.22円0.24円0.26円0.28円0.3円0.32円汚水処理原価
20102011201220132014201520162017201820192020202188%90%92%94%96%98%100%水洗化率

経営の健全性・効率性について

平成15年の事業開始以降、平成20年には整備完了し、現在、⑧水洗化率100%となっている。これに伴い、⑤経費回収率、⑥汚水処理原価については類似団体と比較して良好な数値となっている。しかし、経営状況を見ると、①収益的収支比率、⑤経費回収率が100%を大きく下回り、総収益の約1/2を一般会計繰入金に依存している状態である。これにより、⑥汚水処理原価は増加傾向となっている。事業規模が非常に小さく、使用料収入の増加を見込める事業ではないため、収納率の維持による使用料収入の確保と経費削減による経営改善に努めている。
20102011201220132014201520162017201820192020202138%40%42%44%46%48%50%52%54%56%58%60%62%64%66%有形固定資産減価償却率

老朽化の状況について

現在使われている浄化槽のうち最も古いものが平成15年度設置のもので、14年を経過している。徐々に施設が古くなってきていることから⑥汚水処理原価は増加傾向にある上、使用料収入の増加が見込めない中、将来の更新需要に対応するための財源の確保は難しいため、公営企業会計導入に伴う資産調査により、個々の資産の状態に応じた効率的・効果的な維持管理を行い、長寿命化・経費削減を図る。

全体総括

加入者の増加は見込めず、かつ人口減少により縮小傾向にある事業であるため、事業の安定的な経営や将来の更新需要に対応できる財源の確保に大きな課題がある。使用料収入の確保はもとより今後の維持管理費をいかに抑えるかが非常に大きな課題であるため、包括的民間委託の導入や、資産把握と長期的な視点により、効率的・効果的な維持管理と投資による経費削減・経営改善に努める。