阿賀町:公共下水道
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経営比較分析表(2019年度)
経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率は前年度より0.58ポイント向上し、100%を超えるに至ったが、依然として繰入金に依存した経営である。④企業債残高対事業規模比率については、前年度より19%増加している。これについては、企業債現在高に一般会計負担分が減少してことによる増加である。今後老朽化施設の更新工事が実施されると悪化する可能性がある。⑤経費回収率が昨年度より12.09ポイント高くなり増加傾向にある。これについては、維持管理費の委託料の見直しに伴い、汚水処理費が減少しているものである。⑥汚水処理原価は、前年度より13円程度減少している。全国平均や類似団体と比較して低くなっており、減少の大きな理由は維持管理費の委託料の見直しに伴う減額となっている。⑦施設利用率は、前年度より1.07ポイント増加した。これについては、水洗化人口が増加したことによる使用料の増加である。また、公共下水道は計画当時の人口より30%程度の減少。施設利用率が低水準のままでは投資経費を回収できない。⑧水洗化率は少しずつ改善傾向にあるが、全国平均、類似団体平均を下回っている。人口減少が進む中、施設利用率を改善するには下水道未加入世帯への加入を促し、水洗化率を向上させる必要があり、水質保全の観点からも水洗化率100%を目指す必要がある。
老朽化の状況について
・平成8年に供用開始の施設で、管路施行及び処理施設躯体部については26年しか経過していないため更新計画はないが、機械及び電気設備は整備計画に基づき老朽化施設の更新を行っている。平成26年度に施設規模の見直しを行い、その結果を反映しつつ、平成29年度から長寿命化工事を実施し、計画的かつ平準化した更新工事を進めている。
全体総括
①既整備地区の人口減少は著しく、今後も施設利用率は漸減する。経費回収率は、今後老朽設備の更新等により悪化するものと思われ、現状の料金体系を維持したままであると一般会計からの操出金への依存度が高くなる。②使用料収入の確保だけではなく水質保全の観点からも水洗化率100%をめざし、水洗化率向上を図る必要がある。③地勢的条件により汚水処理コストが高くなり一般会計からの繰入金はやむを得ないところもあるが、受益者負担の原則から、一般会計からの繰入金に依存するのではなく、適正な料金設定、汚水処理費の削減が必要であることから今後も料金体系の見直していく予定である。④公共下水道施設、特定環境保全公共下水道施設、農業集落排水施設、林業集落排水施設を踏まえた、阿賀町全体の統廃合・更新の計画に基づいて事業を進め、下水道施設の経営改善に努めていく。