桜川市:さくらがわ地域医療センター

団体

08:茨城県 >>> 桜川市:さくらがわ地域医療センター

地方公営企業の一覧

末端給水事業 公共下水道 農業集落排水 特定地域生活排水処理 さくらがわ地域医療センター


収録データの年度

2023年度 2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度

経営比較分析表(2020年度)

地域において担っている役割

さくらがわ地域医療センターは、回復・維持期を中心に担い、診療所が少ない桜川市において、外来診療や市民に身近な医療を提供している。小児医療については、入院機能のある茨城県西部メディカルセンター等と連携し、専門医による外来診療を提供している。また、健診を中心とした予防医療を推進し、地域に密着した医療サービスを提供するとともに、訪問看護ステーションの設置など、包括的な切れ目のないサービス提供体制を整備している。救急医療については、24時間365日体制で、初期救急から対応可能な2次救急までの患者を受け入れている。
201820192020202196%97%98%99%100%101%102%103%104%105%106%107%108%経常収支比率
201820192020202171%72%73%74%75%76%77%78%79%80%81%82%83%84%医業収支比率
2018201920202021-0%0.5%1%1.5%2%2.5%3%3.5%4%4.5%5%累積欠損金比率
201820192020202170%70.5%71%71.5%72%72.5%73%73.5%74%74.5%病床利用率
20182019202020212,600円2,700円2,800円2,900円3,000円3,100円3,200円3,300円入院患者1人1日当たり収益
2018201920202021680円700円720円740円760円780円800円820円840円外来患者1人1日当たり収益
201820192020202160%61%62%63%64%65%66%67%68%69%70%71%職員給与費対医業収益比率
201820192020202117.8%18%18.2%18.4%18.6%18.8%19%19.2%19.4%19.6%19.8%20%20.2%20.4%材料費対医業収益比率

経営の健全性・効率性について

①経常収支比率、②医業収支比率ともに類似病院平均値と同程度になり、増加傾向にある。外来収益は落ち込んだが、入院収益が昨年度より増加したことによるものだと思われる。⑦職員給与費対医業収益比率は減少傾向にあるが、⑧材料費対医業収益比率は類似病院平均値を上回っており、感染症対策に係る費用によるものと考えられる。また、100床以上200床未満の病院であるものの、回復期・慢性期を中心とした入院診療や初期救急を中心とした救急医療を提供しているため、⑤入院患者の1人当たり収益及び⑥外来患者1人当たり収益は類似病院平均値と比較して低い数値となっている。
20182019202020210%2%4%6%8%10%12%14%16%有形固定資産減価償却率
20182019202020210%5%10%15%20%25%30%35%40%器械備品減価償却率
20182019202020214,680,000円4,700,000円4,720,000円4,740,000円4,760,000円4,780,000円4,800,000円4,820,000円4,840,000円1床当たり有形固定資産

老朽化の状況について

開院して3年目になり、減価償却費が増加傾向にあるが、①有形固定資産減価償却率及び②器械備品減価償却率は類似病院平均値より低い数値になっている。③1床当たり有形固定資産については、患者需要に合わせた医療機器の新規購入を行っていることから、類似病院平均値より高い数値となっている。

全体総括

地域における役割の回復期・慢性期を中心に市民の身近な外来診療と初期救急を中心とした医療を提供することで、④病床利用率は類似病院平均値より上回り、比較的健全な経営ができたと思われる。今後も数値を分析し、健全な経営を実施していく。また、老朽化の状況については、建物設備の更新はないものの、患者需要に合わせた医療機器の新規購入が見込まれることから、減価償却・更新時期を考慮して、計画的に資産管理を行っていく。