桜川市:さくらがわ地域医療センター
団体
08:茨城県
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桜川市:さくらがわ地域医療センター
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さくらがわ地域医療センター
収録データの年度
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2018年度
経営比較分析表(2019年度)
地域において担っている役割
さくらがわ地域医療センターは、回復・維持期を中心に担い、診療所が少ない桜川市において、外来診療や市民に身近な医療を提供している。小児医療については、入院機能のある茨城県西部メディカルセンター等と連携し、専門医による外来診療を提供している。また、健診を中心とした予防医療を推進し、地域に密着した医療サービスを提供するとともに、訪問看護ステーションの設置など、包括的な切れ目のないサービス提供体制を整備している。救急医療については、24時間365日体制で、初期救急から対応可能な2次救急までの患者を受け入れている。
経営の健全性・効率性について
開院後、1年間の診療を通して、⑦職員給与費対医業収益比率及び⑧材料費対医業収益比率は類似病院平均値と同程度となり、①経常収支比率は類似病院平均値を上回ったが、減価償却費が発生したことにより、②医業収支比率は類似病院平均値より低くなっている。また、100床以上200床未満の病院であるものの、回復期・慢性期を中心とした入院診療や初期救急を中心とした救急医療を提供しているため、⑤入院患者の1人当たり収益及び⑥外来患者1人当たり収益は類似病院平均値と比較して低い数値となっている。
老朽化の状況について
平成30年10月に開院し、減価償却が生じる初年度のため、①有形固定資産減価償却率及び②器械備品減価償却率は類似病院平均値より低い数値になっており、③1床当たり有形固定資産については、患者需要に合わせた医療機器の新規購入を行っていることから、類似病院平均値より高い数値となっている。
全体総括
地域における役割の回復期・慢性期を中心に市民の身近な外来診療と初期救急を中心とした医療を提供することで、④病床利用率は類似病院平均値より上回り、比較的健全な経営ができたと思われる。今後も数値を分析し、健全な経営を実施していく。また、老朽化の状況については、建物設備の更新はないものの、患者需要に合わせた医療機器の新規購入が見込まれることから、減価償却・更新時期を考慮して、計画的に資産管理を行っていく。