日立市:特定地域排水処理施設

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2019年度)

経営の健全性・効率性について

①収益的収支比率は、75.19%と、前年度と比較し約0.4ポイントの減少となっている。浄化槽休止基数の増加に伴う使用料金収入の減少に対し、修繕費用及び地方債償還費が増加していることが原因と考えられる。今後も数値の低下が見込まれるため、修繕費用を含めた事業費の削減に努める必要がある。⑤経費回収率は前年度と比較し、1ポイント増加し57.38%となったが、類似団体と比較すると約5ポイント低い数値となった。使用料金収入の減少及び未納分の増加が原因と考えられるため、引き続き使用料金収入の収納率向上に努める必要がある。⑥汚水処理原価は、前年度と比べ約5円の増加となった。人口減少に伴い浄化槽の使用基数が減少しているのに対し、汚水処理費用が増加していることが原因と考えられる。汚水処理費用の増加については、設置から15年以上が経過した浄化槽の修繕費の増加が大きな要因であり、今後も増加が見込まれる。⑦施設利用率は、前年度と同水準での推移となったが、過去5年での推移を見ると減少傾向となっている。人口減少に伴い、浄化槽の使用休止基数が増加し、処理水量が減少していることが原因と考えられる。⑧水洗化率は、100%となっている。

老朽化の状況について

本市で維持管理を行っている市町村設置型浄化槽は、半数以上が整備してから15年以上が経過している。そのため近年、ブロワ等の付帯設備だけでなく、担体流出といった浄化槽本体の修繕が増加傾向にある。今後も経年劣化に伴う浄化槽本体の修繕費用の増加が見込まれるため、策定した修繕計画に基づく効率的な修繕を行い、浄化槽の長寿命化に努める。併せて「浄化槽長寿命化計画」の策定についても検討する必要がある。

全体総括

本事業は中里地区を対象に平成15年から平成24年までの10年間で浄化槽を整備し、整備完了後の平成25年度以降は維持管理を行っている近年の状況としては、中里地区の人口減少に伴い、浄化槽使用基数の減少及び経年劣化に伴う修繕費用が増加傾向にある。浄化槽使用基数の減少に伴い、使用料収入や有収水量が減少し、収益全体が減少する結果となっており、今後も減少していくことが見込まれる。一方で、浄化槽の大半が整備から15年以上経過することに伴い、経年劣化による浄化槽の修繕費用が増加しており、費用全体の増加が見込まれる。今後は、上記の内容を踏まえた浄化槽の適正な維持管理並びに使用料金収納率向上に努める必要がある。また「浄化槽長寿命化計画」の策定等について、状況を注視しつつ検討していく必要がある。

類似団体【K2】

妹背牛町 利尻町 花巻市 一関市 二戸市 奥州市 葛巻町 西和賀町 洋野町 一戸町 石巻市 登米市 栗原市 大崎市 能代市 横手市 大館市 湯沢市 大仙市 北秋田市 仙北市 藤里町 東成瀬村 鶴岡市 酒田市 上山市 大蔵村 高畠町 飯豊町 会津若松市 白河市 須賀川市 西会津町 磐梯町 三島町 金山町 会津美里町 三春町 日立市 常陸太田市 常陸大宮市 大田原市 藤岡市 上野村 神流町 南牧村 中之条町 嬬恋村 高山村 東吾妻町 昭和村 秩父市 ときがわ町 小鹿野町 東秩父村 睦沢町 長柄町 八王子市 奥多摩町 青ヶ島村 長岡市 糸魚川市 上越市 南魚沼市 出雲崎町 砺波市 七尾市 輪島市 志賀町 能登町 福井市 越前市 山梨市 北杜市 甲州市 市川三郷町 長野市 松本市 伊那市 南木曽町 木祖村 木曽町 麻績村 生坂村 筑北村 栄村 郡上市 松阪市 伊賀市 多気町 大台町 南伊勢町 綾部市 京丹後市 京丹波町 養父市 黒滝村 天川村 高野町 有田川町 日高町 南部町 伯耆町 日南町 松江市 出雲市 大田市 安来市 雲南市 奥出雲町 飯南町 美郷町 邑南町 海士町 西ノ島町 隠岐の島町 高梁市 新見市 真庭市 新庄村 三原市 三次市 庄原市 東広島市 安芸高田市 萩市 岩国市 三好市 高松市 三豊市 まんのう町 八幡浜市 伊予市 上島町 久万高原町 伊方町 鬼北町 土佐町 津野町 久留米市 うきは市 朝倉市 みやま市 香春町 唐津市 神埼市 有田町 西海市 時津町 八代市 菊池市 天草市 美里町 南関町 長洲町 和水町 南小国町 小国町 南阿蘇村 芦北町 苓北町 佐伯市 臼杵市 竹田市 豊後大野市 薩摩川内市 曽於市 長島町 龍郷町