福島市:農業集落排水
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経営比較分析表(2020年度)
経営の健全性・効率性について
経常収支比率については、全国平均並びに類似団体より低いものの、使用料収入や一般会計からの繰入金で、維持管理費や支払利息等の経常的な費用を賄えている状況です。企業債残高対事業規模比率はピーク時の平成29年度より減少に転じ数年後には全国平均程度になる見込みです。経費回収率は、全国平均並びに類似団体より高いものの、当該処理区域は他地域に比べ高齢化率が高く、人口減少等により経費を使用料収入で賄うことができない状況にあります。汚水処理原価については、類似団体や全国平均値等を大きく下回っていることから、比較的効率的な運営ができていると言えます。また、水洗化率については、類似団体並びに全国平均値とやや上回っています。
老朽化の状況について
小田地区は平成7年度、山口地区は平成10年度に整備を開始したことから施設並びに管渠については、耐用年数を超えるものはありません。しかしながら、令和元年東日本台風で山口処理場が被害を受けたり、令和3年2月の福島県沖地震による被害等、老朽化対策以外にも災害に対する施設等の安全対策が必要となってきています。
全体総括
本市の農業集落排水事業は、中山間地である小田及び山口の2地区に整備され、小田地区は平成10年度から、山口地区は平成14年度から一部の供用を開始しています。供用開始以降、中心市街地と比べ処理区域の人口減少が進んでおり、使用料、処理水量共に減少しています。今後施設の老朽化が進むことから更なる処理の効率化や経営の健全化、並びに将来的な公共下水道との統合についての検討が必要です。