地域において担っている役割
①震災からの復興・再生を支える地域医療の確保②救急医療体制の強化
経営の健全性・効率性について
①②他県応援職員の減に伴う本県職員の増による給与費増、新型感染症対応に伴う経費増により医業費用が増加し、前年を下回っている。なお、震災・原発事故からの復興途上地域にあり、帰還住民の患者数の影響で、医業収支比率は類似病院を下回っている。③H30.4月開院。④病院周知、地域医療機関との連携促進による患者増に伴い、前年より上回っている。⑤入院に係る診療報酬点数が下がった影響で診療単価が減少し、前年より下回っている。⑥訪問看護、発熱外来検査等が増加した影響で診療単価は前年比増となり、類似病院を上回っている。⑦⑧本県職員増に伴う給与費増、新型感染症対応に伴う診療材料費増の影響で、前年を上回っている。
老朽化の状況について
①②③当病院はH30.4月に新規開院し3年目を迎えたところである。
全体総括
当病院は、H30.4月に震災・原発事故からの復興・再生を図る双葉地域唯一の二次救急医療機関として開院し、R2年度は3年目を迎え、病院周知や地域連携が進んできたこと、訪問看護等の在宅医療の取組を強化したことなどにより、コロナ禍においても入院、外来とも患者数が増加傾向にある。当該地域の復興・再生を今後も医療面から支えていくために、更なる地域医療の確保に取り組んでいく必要がある。