西川町:末端給水事業
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06:山形県
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経営比較分析表(2017年度)
経営の健全性・効率性について
単年度収支は黒字であるものの、少子高齢化による人口減少や企業の節水等により、年々給水収益が減少している。「経常収支比率」は類似団体と比較して高くなっているが、簡易水道との事業統合により一般会計繰入金が増加したためである。「企業債残高対給水収益比率」が類似団体と比較して高く、設備の更新を企業債に依存しているため、その償還が多額になっており経営を圧迫している。「給水原価」は、簡易水道との統合により経常費用は増加したが、年間有収水量の増加が少なかったため、前年度より増加し、類似団体と同水準となっているが、今後も維持管理費の削減等の経営改善が必要である。簡易水道との統合により給水人口の少ない地域の施設が増加したため、「施設利用率」は前年より減少した。水道施設の老朽化による漏水件数が年々増加傾向にあり、「有収率」が類似団体と比較して低い要因となっている。
老朽化の状況について
簡易水道との統合により管路延長が増加したため、前年度より数値は減少したが、法定耐用年数を超えた管路が原因の漏水は増加している。類似団体と比較して、その割合は低いが、計画的な管路更新の必要性が高い。早急な検討が必要となっている。
全体総括
今年度簡易水道との統合を行った。今後は、給水人口の減少が進むと考えられることから、適切な施設規模へのダウンサイジング等の検討を行うことが必要である。また、料金の改定を視野に入れながら、更なる費用削減や設備投資のための財源確保、財政計画や投資計画を見直し、平成32年度に経営戦略を策定し、経営改善を図っていく必要がある。