北秋田市：特定地域排水処理施設

経営の健全性・効率性について

収益的収支比率は、収益（主に料金収入、一般会計繰入金）に対して費用（主に維持管理費、支払利息、地方債償還金）の比率を表します。100%と収支均衡しているが、料金収入だけでは賄えず一般会計繰入金を充当しています。経費回収率は、料金収入に対する回収すべき経費の割合を表します。類似団体よりも低く100％未満であるため、料金収入が少なく一般会計繰入金に依存しているが表れています。汚水処理原価は、1㎥の汚水処理に要した費用（維持管理費・資本費）を表します。類似団体よりも高いため維持管理費の削減が課題であります。施設利用率は、処理可能な能力に対する実際の処理量を表します。類似団体より低いため、世帯人数に対し設置浄化槽が大きいことが表れております。水洗化比率は、休止している浄化槽が無い事から100％であります。

老朽化の状況について

平成14年度整備開始で15年しか経過していないことから、浄化槽の更新事業を開始していない。

全体総括

各指数を類似団体と比較しても乖離が目立ち、今後改善に向けた取組みが必要であります。収益については、一般会計繰入金に依存しているため、料金収入の拡大を図るとともに、より一層の収納率向上を図ります。また、浄化槽維持管理費を料金収入で賄えるよう、料金水準を見直し、料金単価の改定を行い適正な浄化槽使用料とします。