気仙沼市:簡易水道事業
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04:宮城県
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経営比較分析表(2020年度)
経営の健全性・効率性について
令和2年度から地方公営企業法の適用により公営企業会計へ移行した。経常収支は黒字ではあるが,料金収入だけでは経営が成り立たないため,不足分を一般会計からの繰入金で補てんしている状況にある。累積欠損金比率は,全国平均・類似団体平均よりもかなり高い水準にあり,経営の改善に努める必要がある。流動比率は100%を下回っており,主に企業債の償還によるものである。企業債残高については,老朽管路の更新事業として企業債の借入を行っていることから増加傾向となっている。将来的な負担増にならないように,事業規模を踏まえた効率的な投資を行い,有収率の向上と経営改善を図る。料金回収率が100%を下回っており,給水原価は給水に要する費用に対して有収水量が減少傾向であることから高い水準にある。費用を料金収入の他に一般会計からの繰入金で賄っており,これを水道料金に反映させると,上水道料金を上回り市内で格差が生じることから,市内一率の料金設定にせざるを得ない状況となっている。有収率は類似団体と比べて低い水準にある。管路の老朽化による漏水が著しく,管路の布設替等を行い有収率の向上に努める。
老朽化の状況について
有形固定資産減価償却率は類似団体より低い状況にあるが,経年化率が高い水準となっているため引き続き計画的な更新を行う。布設から40年以上経過している管路を中心に更新を行っているが,依然として老朽管が多いため,管路経年化率は高い水準にある。管路更新率については継続的に管路更新を行っていることから類似団体よりも高い水準にある。今後も計画的に更新を行う。
全体総括
管路更新及び漏水調査を並行して実施しているが,老朽管からの漏水が多く有収率は未だ低い水準となっている。漏水の多い老朽管の更新を計画的に行うことで,有収率の向上と安定供給に努める。また,応急仮設住宅の撤去や本給水区域内での住宅再建等も落ち着き,さらに人口減少により水需要や料金収入の減少が見込まれる。令和2年度から地方公営企業法の適用により公営企業会計へ移行したことから,経営状況のより的確な把握に努めるとともに,経営戦略を策定することで,効率的な運営を図る。費用削減や将来的な上水道への統合を視野に入れながら,経営の健全化を図る。
地方財政ダッシュボードについて
本ウェブサイトは、地方公共団体の財政に関するオープンデータのうち再利用困難なものを収集・整理し、
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