一部事務組合下北医療センター:国保大間病院
団体
02:青森県
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一部事務組合下北医療センター:国保大間病院
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経営比較分析表(2020年度)
地域において担っている役割
大間病院は本州最北端に位置し、青森県下北半島の北通り3ヶ町村(大間町、風間浦村、佐井村)の地域包括医療を担う中核病院です。この地域は交通アクセスが非常に厳しい地理環境にあります。そのような環境の中で、入院、外来診療はもとより、救急診療、血液透析、リハビリテーション、訪問診療、訪問看護、へき地診療、看取り、老人ホームへの巡回診療、健診・予防接種等の保健活動、産業医活動など限られた医療資源のなか、地域住民に必要な一次医療全般を担っています。
経営の健全性・効率性について
前年度に比べ、経常収支比率、医業収支比率、病床利用率が低下しておりますが、昨年度と同様に、累積欠損金は発生しておらず、後発品の採用を促進し薬品費の増加を抑制しております。また、令和2年度は、電子カルテシステムの運用により、回復期病床の導入に必須要件であるデータ提出加算を取得しております。
老朽化の状況について
施設については平成4年に新築移転後、平成24年に外壁等改修工事のほか、計画的な修繕等を行っていることから、有形固定資産減価償却率の上昇が抑えられております。医療機器については、平成30年度はオーダーリングシステムを導入したことから、器械備品減価償却率の類似病院平均を下回っています。今後も企業債、県補助金及び町負担金等を活用し、計画的に更新を行ってまいります。
全体総括
入院及び外来収益について、前年度に比べ減となりましたが、一般会計からの補助金等により、純利益決算となりました。入院及び外来収益減少の要因として新型コロナウイルス感染症による受診控に伴う患者数減少によるものと考えます。入院及び外来患者数について、その維持及び確保が施設経営の基盤となるものであることから、地域の人口減少、高齢化による今後の医療需要の変化に対応し、急性期医療の提供を維持しつつ、地域医療構想を踏まえた病床機能分化の検討と診療報酬に係る施設基準の見直しにより収益の改善を図ってまいります。