農業集落排水

経営の健全性・効率性について

収益的収支比率は昨年度同様、収益的収入が低く赤字状態であり一般会計繰入金により収入不足を補っている状況である。人口減少に伴う使用量の減により料金収入の増は見込めない。経費回収率は類似団体平均値と比べ低い結果となっている。今後は排水処理に係る経費節減に努力したい。汚水処理原価は類似団体平均値に比べ高い結果となっている。維持管理費の経費節減に努める。施設利用率は横ばいで人口減少の影響で増は望めない。水洗化率は類似団体平均値より上回っている。料金改定については、消費税の増税があり、近いうちに改定する予定はないが、経営状況が好転しない場合は検討していく。

老朽化の状況について

施設、電気・機械は古いもので24年経過している。点検・修繕を計画的に実施する。耐用年数が近づく古い管渠から計画的に更新していく。

全体総括

排水処理に係る経費節減に努め経営改善に取り組んでいく。農業集落排水事業での新規投資は終了しており、令和４年度から企業債の完済が始まることから企業債残高は減少していく。一方、供用開始からの年月経過とともに機器等の修繕費用が上がっている。今後は修繕計画を策定し、計画的な機器修繕を行い寿命を延ばすことにより安定した経営を目指していく。更には近隣処理施設との統廃合を検討する。