地域において担っている役割
町内唯一の救急告示病院かつ病床を有する医療機関
経営の健全性・効率性について
・年度末にかけて新型コロナウイルス感染症の影響が顕著となり、来院患者数そのものが減少した。特に入院では年間患者数で629人、1日平均で1.7人の減となり、診療収入も減収となった。また、外来では、年間患者数は減少したが、指導料の増などにより、患者1人あたりの単価が増額となり診療収入は概ね横ばいとなった。・上記のとおり、医業収益全体では減収となった結果、①、②、③の指標は悪化した。
老朽化の状況について
・H26の建物改築により有形固定資産が増加。・故障や保守不能な器械備品については、適宜更新を図っている。
全体総括
・R2.1より小児科医を招聘するとともに、ニーズの高い専門外来の充実継続を図り、今後も患者の利便性向上なども含めた患者確保の取り組みを進めていく。・病床利用率が80%台と高水準で入院収益の大幅な増加は難しい状況ではあるが看護配置基準13:1を維持して収益の確保を図る。・新型コロナウイルス感染症の影響により前年度より減収となったが、電話診療の活用等により感染症流行下でも受診を途切れさせない取り組みを進め、減収の最小化を図る。・若年層職員が多く職員給与費の増嵩は不可避であるが、再任用職員や、薬品や材料の共同購入・見積合わせ等の活用により、医業費用の低減に努める。