佐呂間町:漁業集落排水施設

地方公共団体

北海道 >>> 佐呂間町

地方公営企業の一覧


収集されたデータの年度

2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度

経営比較分析表(2019年度)

経営の健全性・効率性について

経費回収率は類似団体平均より3.68%高く45.09%と上昇傾向にある。これは、近年汚水処理原価が減少傾向にあるためだが、依然として使用料収入だけで経費を回収することは難しい状況となっている。収益的収支比率は85.5%とおおむね経営健全性を維持しており、地方債償還金及び収支不足分は、一般会計繰入金と基金繰入金に依存している。収益収支比率も年々上昇傾向にあるが、依然として適切な収入の確保が望まれる。企業債残高は平成13年度に供用開始してからピークは過ぎており減少傾向で、今後は、施設の長寿命化等の更新需要の高まりで、償還額は増える可能性はあるが、企業債残高は償還完了等で減少していくものと考えられる。対事業規模比率は類似団体平均より1,457.66%と大幅に増加しているのは、漁業集落排水使用料のみでは賄いきれないため全体的に見直し・検討が必要と思われる。施設利用率は、類似団体平均を18.19%下回り14.29%とかなり低い。また、水洗化率は78.35%と緩やかに上昇して(類似団体平均より0.85%低い)おり、処理区域内人口が少なく新規接続が停滞気味ではあるが、処理能力に対して施設稼働状況はかなりの余裕をもっているので、最大時の稼働率を考慮しながら施設の規模適正化が求められる。

老朽化の状況について

管渠改善率は、平成13~17年度に供用開始されてから、まだ耐用年数を経過していないことから、管渠更新はしていないため0.00%である。

全体総括

現状では一般会計からの繰入金により経営の健全性は図られているが、使用料収入では汚水処理費の半分(4割)も賄えておらず、料金適正化の検討等の経営改善が求められる。しかしながら、同一会計の特環下水道と料金格差をつける事は難しく、下水道事業全体での料金適正化の検討が必要となる。効率性に関しては、類似団体より水洗化率は高く施設利用率は低いため、場合によっては規模縮小化を含めた施設規模の適正化が求められる。管渠改善はまだ耐用年数を経過していないため、当面更新の必要はないが、不明処理水(処理水量-有収水量)があることから漏水調査等の管渠改善対策が望まれる。

類似団体【H2】

北見市 北斗市 上ノ国町 奥尻町 せたな町 泊村 積丹町 猿払村 枝幸町 利尻町 佐呂間町 湧別町 別海町 五所川原市 むつ市 平内町 深浦町 中泊町 東通村 佐井村 階上町 宮古市 久慈市 陸前高田市 大槌町 山田町 普代村 野田村 石巻市 塩竈市 気仙沼市 南三陸町 男鹿市 由利本荘市 北茨城市 新島村 糸魚川市 氷見市 七尾市 輪島市 穴水町 能登町 福井市 敦賀市 越前町 高浜町 若狭町 沼津市 下田市 南伊豆町 南知多町 志摩市 南伊勢町 舞鶴市 京丹後市 伊根町 姫路市 豊岡市 南あわじ市 香美町 新温泉町 和歌山市 有田市 日高町 由良町 鳥取市 海士町 西ノ島町 知夫村 隠岐の島町 笠岡市 瀬戸内市 呉市 三原市 福山市 大竹市 大崎上島町 下関市 長門市 周南市 周防大島町 平生町 美波町 海陽町 さぬき市 三豊市 今治市 宇和島市 八幡浜市 伊方町 愛南町 須崎市 宿毛市 香南市 奈半利町 黒潮町 北九州市 糸島市 岡垣町 唐津市 太良町 長崎市 佐世保市 松浦市 対馬市 壱岐市 五島市 西海市 東彼杵町 小値賀町 臼杵市 豊後高田市 姫島村 延岡市 日南市 串間市 川南町 薩摩川内市 いちき串木野市 南さつま市 長島町 宇検村 宮古島市 南城市 座間味村 与那国町