黒松内町:特定環境保全公共下水道
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黒松内町:特定環境保全公共下水道
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経営比較分析表(2017年度)
経営の健全性・効率性について
・収益的収支比率については、100%を下回っている。現状は近年の労務単価や資材価格等の上昇により、維持管理費が増加してきているため、人件費や地方債償還金については、一般会計からの繰入金(繰入基準額を含む)に頼っている状況である。このため、経費回収率も類似団体を下回っている。企業債残高対事業規模比率については、類似団体と比べ低くなっており、当面は処理場の機械・電気設備の更新を計画的に行っていることから、企業債残高は減少する見込みである。水洗化率や施設利用率については、類似団体と比較し、高い水準となっており、施設の効率性は高いと判断されるが、不明水の増加や設備の老朽化による修繕などにより、汚水処理原価は高くなっている。
老朽化の状況について
・当町の下水道事業は、平成8年度より供用開始し、22年経過している。機械・電気設備については、耐用年数を超えてきており、老朽化が進んでいることから、住民の日常生活や社会活動に重大な影響を及ぼす事故発生や機能停止を未然に防止する必要があるため、長寿命化計画により限られた財源の中で計画的に設備の更新を進めている。管路については、当面更新の予定は考えていないが、点検や清掃などの適切な維持管理を行い、延命化を図っていきたい。
全体総括
・当町の特定環境保全公共下水道事業の経営は、一般会計からの繰入金で賄っている部分が多く、今後も労務単価等の上昇による維持管理費や設備の更新費用の増加、人口減少による使用料収入の減少が見込まれるため、健全で効率的な経営を行うために、不明水対策や適切な維持管理を行うとともに、未納額の解消や使用料改定の検討が必要と思われる。