経営の健全性・効率性について
【現状】経営の健全性・効率性を示す指標は、概ね良好な水準にあるといえますが、⑧有収率については、類似団体及び全国平均を下回る状況です。また、④企業債残高対給水収益比率については上昇傾向にあります。【要因】有収率の低推移については、配水管の老朽化に起因する漏水があるものと考えており、毎年漏水調査を実施し、配水管の漏水修繕等に取り組んでいるところです。[過年度決算における配水及び給水費(税抜)]H2531,459千円H2624,595千円H2729,959千円H2828,604千円H2931,365千円一方、企業債については、配水施設(木原野配水池)の整備に伴う起債借入れにより、残高が増えたものです。【今後の対策】配水管の漏水については、引き続き調査及び修繕を継続します。[配水及び給水費予算(税込)]H3032,890千円H3135,363千円企業債残高対給水収益比率については、企業債の借入を減らし、適正水準に戻します。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率については、類似団体平均値及び全国平均値を若干下回ったが、老朽化は進行する思われます。また近年の③管路更新率の低水準については、配水施設(木原野配水池)の築造に取り組むことにより、管路への投資をやや抑制せざるを得ない状況にあったためです。現在、配水施設の整備増強を進めており、今後は、配水施設等の統廃合を進める計画です。
全体総括
有収率の向上を図るため、配水管の布設替工事を毎年度進めているところです。また、ここ数年は管路更新だけでなく、配水施設(木原野配水池)の築造を行ない、水の安定供給に係る配水機能の維持、改善に取り組んでいます。なお、平成30年度中にアセットマネジメントを策定し、平成31年度に経営戦略の策定を予定しており、経営基盤の強化を図ります。