経営の健全性・効率性について
【現状】経営の健全性・効率性を示す指標は、概ね良好な水準にあるといえますが、有収率については、平成23年度を除けば、類似団体及び全国平均を下回っている状況です。また、複数の要因により、平成25年度以降に流動比率の低下がみられます。【要因】配水管の老朽化に起因する漏水があるものと考えており、毎年漏水調査を実施し、配水管の漏水修繕等に取り組んできたところです。〔過年度決算における配水及び給水費(税抜)〕H2331,209千円H2427,097千円H2531,459千円H2624,595千円H2729,959千円一方、平成25年度からの流動比率の低下は、配水施設の整備等による建設改良費の増加に伴って現金預金が減少及び未払金が増加し、また平成26年度からの会計制度改正も影響しているものです。【今後の対策】配水管の漏水については、短期間での改善ができるものではありませんが、引き続き調査及び修繕を継続していきます。〔配水及び給水費(税込)〕H2835,749千円H2936,470千円流動比率については、当分の間今と同程度の水準を確保する見込みです。(H28503.85%、H29358.62%)
老朽化の状況について
類似団体平均値及び全国平均値を若干上回っており、老朽化がやや進んでいることが伺えます。現在、配水施設の整備増強を進めており、将来的には、小規模配水施設等の統廃合を進める計画です。
全体総括
有収率の低迷もあって、配水管の布設替工事を毎年進めているところですが、ここ数年は、簡易水道と上水道の統合、配水施設(御代志第2配水池、木原野配水池)の築造も行なっているため、管路の更新だけではなく、全体的な水の安定供給に係る配水機能の改善等にも取り組んでいるところです。