経営の健全性・効率性について
漁業集落排水施設である。使用料は、水道使用料に倣っているため安価となっており収益的収支比率は低くなっている。有収率は100%で累積欠損金はなく、流動性比率もない。経費回収率は、今のところ大規模な施設の改修がないため類似団体より高くなっている。汚水処理原価は、類似団体より低く収まっている。施設の利用率は類似団体に比べ低く、水洗化率は類似団体を上回っている。
老朽化の状況について
平成15年4月から供用開始のため施設は新しく少額の修理程度である。また、大きな管渠改善予定もない。
全体総括
漁業集落排水事業であるため、阿連地区漁業者の生活排水や漁場の水質改善という側面がある。今後、加入者の増加見込みもほとんどなく更新には多額の予算が必要であり類似団体の経営状況を参考にした計画を立てる必要があると思われる。