みやき町:特定環境保全公共下水道
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41:佐賀県
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みやき町:特定環境保全公共下水道
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経営比較分析表(2021年度)
経営の健全性・効率性について
本事業は平成25年度に全体計画の見直しをし210.5haとし、令和7年度に整備を完了する計画である。令和3度末において144.7haを整備しており、整備率は68.7%である。平成18年6月から供用開始しており、処理区域・処理人口が拡大している。①収益的収支率について使用料収入は使用者が増えた事により増加したが、総支出も維持管理工事費・不明水対策調査委託料で増加しており、全体としては前年比0.36%減少となっている。汚水処理整備済み地区の未接続者対策や新たな整備地区の早期接続の啓発を行い、他会計繰入金に頼らない経営安定化に向けた収益の増加を図る必要がある。⑤経費回収率について令和3年度は、使用者が増えた事により使用料収入が増加しているが、公営企業会計法適用委託で資産調査、評価を実施しているために汚水処理費も増加しており全体としては0.55%の減少となっている。今後、令和6年4月より公営企業会計へ移行する予定であり、適正な料金収入の実現に向けた取り組みを実施する。⑥汚水処理原価について下水道事業工事により毎年使用者が増加していくために、汚水処理原価の基礎となる有収水量は増加していく。また処理水量も増加するために定常的な維持管理費も増加するために、原価の大幅な増加を抑制するために、機器の修繕等計画的に実施していき、この水準を維持していく。⑧水洗化率について水洗化率は下水道の供用開始が進むにつれて右上がりとなっている。今後も新設工事を進めていくため水洗化率も上昇していく。平成17年3月の市町村合併により特定環境保全公共下水道事業との2事業をおこなっており、分析上経費を案分している。
老朽化の状況について
平成18年の供用開始から16年目であり老朽化対策については実施していないが、処理施設のポンプ等の機器については、定期的にオーバーホール等の修繕を行っている。今後はストックマネージメント計画(簡易版)に基づき管渠や処理場施設の機器類について、定期的な点検や調査を実施し、大規模な改修に陥らないように計画的な修繕を行っていき、安定した経営を継続していく。また、ストックマネジメント計画(簡易版)についても公営企業会計適用後、見直しを行う予定である。
全体総括
供用開始16年目を迎え処理区域・処理人口は年々拡大し収益も上がってきているものの、建設費に係る償還金も増大している。償還金の財源としては使用料のほか、交付税措置相当分の一般会計からの繰入金を充てているが、赤字補てんとしての繰入金の増加も想定される。経営の安定化には収入(使用料)の確保が重要事項であり、未接続者への加入啓発に努力する一方、料金見直しを含めた収入確保及び効率的な支出に努める必要がある。また、使用料以外の収入として太陽光発電による収入がある。今後、令和6年4月より公営企業会計へ移行する予定であり、適正な料金収入の実現に向けた取り組みを実施する。