経常収支比率
収益的収支比率
累積欠損金比率
流動比率
経費回収率
汚水処理原価
施設利用率
水洗化率
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経営の健全性・効率性について当市の農業集落排水事業について、収益的収支比率は下降傾向にあり、100%を下回っているため、経営改善を行う必要がある。また、企業債残高対事業規模比率については、類似団体と比較して低い状態になっている。経費回収率については、類似団体を下回っており、汚水処理原価は類似団体と同等程度の状況である。しかしながら、昨年度よりも経費回収率は落ち、汚水処理原価も上昇している。施設利用率、水洗化率のいずれも類似団体より非効率な状況となっている。原因としては、農村部の高齢化により、接続率が上がらないことが原因と思われる。今後は接続率を向上させ使用料収入を増加させるなど経営改善を行う必要がある。
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有形固定資産減価償却率
管渠老朽化率
管渠改善率
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老朽化の状況について当市の農業集落排水の供用開始は平成13年3月27日以降となっており、下水道管に法定耐用年数を超えたものはない。しかし、農業集落排水の3処理区の内、2処理区については整備から10年を経過しているため、施設の機能強化を行っている。
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全体総括分析の結果、当市の課題は水洗化率の低さにあると思われる。このため下水道に接続してもらえるように、戸別訪問や、PRを強化する必要がある。また、収益的収支比率や経費回収率が低いこともあり、他会計繰入金に頼っている状況である。
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