地域において担っている役割
○当町唯一の病院として入院医療及び救急告示病院として救急医療を提供。○高齢化率(65歳以上)が約4割と高い当町の現状から、高齢者の為の病院としての役割を担っている。○小竹町の健康づくり事業と共同で住民の健康啓発の実施。○町内診療所及び介護施設等との協力・連携による地域医療に貢献。○町立子ども園の園医を派遣。
経営の健全性・効率性について
①資金不足比率の減少令和元年度は町から1億円の借入を行い、資金不足比率が経営健全化基準を下回った。②病床利用率の低下平成27年度末に常勤医師1名が退職し、平成26年度も定職に伴う入院患者の整理を行っており、平成27年度以降の病床利用率は60%程度に低下している。平成28年度に常勤医師1名を確保したが、患者が定着するのには時間を要する。③平成25年11月から院外処方を開始したことにより、外来収益が減少したが、材料費も大幅に減少している。
老朽化の状況について
当院の建物については昭和62年に建てられており、現在約30年が経過している。医療機器についても耐用年数の1.5倍から2倍の期間使用している。
全体総括
平成27年度決算において資金不足比率が経営健全化基準を上回り、平成28年度に経営健全化計画を策定し、経営健全化に取り組み、令和元年度には町からの1億円の借入を行い、資金不足比率が経営健全化基準を下回った。医師、薬剤師及び看護職員などのスタッフの確保をはじめ、13:1入院基本料や地域包括病床への転換など経営の健全化を図り、よりよい地域医療とサービスの向上を目指している。