福津市:特定環境保全公共下水道
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福津市:特定環境保全公共下水道
地方公営企業の一覧
公共下水道
特定環境保全公共下水道
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経営比較分析表(2019年度)
経営の健全性・効率性について
特定環境保全公共下水道事業は、公共下水道事業と同じ会計上で経営をしています。従いまして、分析及び今後の改善に向けた取り組みに係る基本的な枠組みは、公共下水道事業と同様です。①経常収支比率は、前年度と比較し微減の142.27%となっていますが、類似団体の平均値を上回り、利益が出ています。③流動比率は前年度と比較すると、99.70%と大きく上昇し、100%に近づきつつあります。⑥汚水処理原価は166.25円で、類似団体の平均値より低くなっています。⑤経費回収率は99.36%となりましたが、接続促進などの取り組みを進め、更なる改善を図ります。④企業債残高対事業規模比率は、集中的な整備に伴う借入を行ったことにより大きく上昇し、類似団体より高くなっています。⑧水洗化率は76.07%で、類似団体の平均値を下回っています。今後も向上に向けた企業努力が必要です。
老朽化の状況について
津屋崎処理区内の特環地区の供用開始は平成14年3月からであり、福間地区の特環地区の管渠整備は平成25年度から進めているため、耐用年数を経過した管渠はありません。
全体総括
公営企業会計となり4回目の決算を迎え、経常収支は、前年度に引き続き黒字となりました。令和元年度においては、健全な経営が行われている状況です。しかしながら、将来を見据えますと、今後、人口の増加や公共下水道への切り替え促進に伴う使用料収入の増加が見込まれるものの、集中的な整備の財源として借り入れた企業債の償還などが確実に増加する見込みです。更なる経営改善に向けて、使用料収入の確保や水洗化率の向上に向けた接続促進などの取り組みを実施していく必要があります。