🗾37:香川県 >>> 🌆坂出市:坂出駅北口地下駐車場
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収益的収支比率他会計補助金比率売上高GOP比率EBITDA(減価償却前営業利益) |
収益等の状況について①収益的収支比率の数値が100%を超え、黒字経営に転じています。これは施設の建設費に伴う地方債の償還が令和4年度で終了したことに加え、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行し、外出自粛や規制などが緩和されたことで駐車場利用者が増加し、それによって使用料収入が増加したからです。今後も収益的収支比率100%以上を維持することを目指し、経費削減等に努めます。②他会計補助金比率と③駐車台数一台当たりの他会計補助金額の数値が「0」になっています。これは施設の建設費に伴う地方債の償還が令和4年度で終了したため、それに伴い一般会計からの繰入金額も0になったためです。④売上高GOP比率と⑤EBITDAについては、令和2年度以降初めて、正の値となっています。これは、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行し、外出自粛や規制が緩和されたことで駐車場利用者が増加し、それによって使用料収入が増加したからです。 |
敷地の地価設備投資見込額企業債残高対料金収入比率 |
資産等の状況について供用開始から23年が経過し、耐用年数を超えた設備等が出てきています。施設本体の状態の検査や補強など、優先度の高い設備等から順次更新・修繕を実施します。⑩企業債残高対料金収入比率については、令和4年度に地方債の償還が終了しているため、令和4年度に引き続き「0」になっています。今後の設備更新の財源を含め、経営改善に努めます。 |
稼働率 |
利用の状況について⑪稼働率について、令和4年度に比べて大きく増加しています。これは、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行し、外出自粛や規制が緩和されたことで駐車場利用者が増加したためです。経年比較すると、過去を通して類似施設平均値を大きく下回る数値で推移しています。これは、周辺に最大料金がより安価な民間駐車場があることが要因として考えられます。また、最大料金となる6時間以上の利用者が令和5年度は全体の約21%を占めるなど、長時間の利用があることも要因のひとつとして考えられます。稼働率を向上させるために、最大料金を値下げすることも考えられますが、かえって長時間利用を誘発する可能性があり、必ずしも稼働率の向上につながるとはいえません。稼働率の向上については、駐車料金だけでなく、利用者の動向や施設の需要も視野に入れて慎重に検討していく必要があります。 |
全体総括地方債の償還が令和4年度で終了し、黒字経営に転じたものの、人件費や資材費の高騰による営業費用の増加や、耐用年数を超えた設備の更新・改修などによる支出の増加が見込まれるなど、今後の経営状況は厳しいものになると予想されます。経費節減等の地道な努力に加え、利用者や周辺施設の動向等、周囲を取り巻く環境を把握し、収益の増加、あるいは確保に努めていく必要があります。当該駐車場は、駅周辺の都市機能の強化を図るとともに、渋滞の緩和および交通事故防止を目的に設置されています。その本来の目的を見失わないよう、適切な経営に努めます。 |
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