上関町:電気事業

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収録データの年度

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経営比較分析表(2019年度)

201920202021200%220%240%260%280%300%320%340%360%営業収支比率

経営の状況について

収益的収支比率及び営業収支比率は100%以上を確保しており、類似団体と比較して高い状況である。これは運営開始1年目であり、点検・更新などの大きな費用が発生していないことが要因である。今後は各年の定期点検・機器更新等の費用増額により比率は減少するものとみられる。供給原価は類似団体と比較して低い状況であるが、これも今後の点検や機器更新費用の増額に伴い、今後は増加するものとみられる。EBITDA(減価償却前営業利益)についても、今後費用の増加に伴い減少すると想定しているが、可能な限り費用の縮減に努めていく。事業開始1年目であり、今後の推移を見守りながら、引き続き、経営の健全性を確保できるよう必要な取組を進めてまいりたい。
2019202020210%設備利用率
201920202021-0.02%-0%0.02%0.04%0.06%0.08%0.1%0.12%0.14%0.16%0.18%0.2%0.22%修繕費比率
201920202021-10%0%10%20%30%40%50%60%70%80%90%100%110%FIT収入割合

経営のリスクについて

設備利用率は、発電型式別で見ると全国平均値のおよそ2倍の22.1%発電することができた。点検等適正な管理・運営を行うことで稼働率の維持、向上を目指す。修繕費比率が0.1%と低いのは、運営開始1年目で修繕費用が少額のためである。企業債残高対料金収入比率が607.7%と高いのは、設備建設の財源に企業債を活用しており、運営開始1年目で償還が始まったばかりのためである。収入については、売電が主であり、風況に依存するものの、災害等により設備が故障するなど、稼働できない状態かつ保証も十分に得られないような重大な事態が発生しない限りは、年間を通じた発電による安定的な収益の確保により、健全な経営を継続できると考える。

全体総括

運営開始1年目の売電収入は、目標の77%にとどまりはしたが、前年度分の消費税還付金が1,074千円あり、予算を上回る基金積立と一般会計に繰出金を支出することができた。支出については、大きな故障もなくほぼ予算どおりに事業を行うことができている。令和2年度に策定する上関町風力発電事業経営戦略に基づき、健全な運営に取り組んでいきたい。