収益等の状況について
①平成25年までは、平面駐車場及び立体駐車場を稼働していたため、24時間3交代で人件費が多額にかかっていた。しかし、平成25年度末で起債の償還が完了したことを機に立体駐車場の供用を廃止したことにより、経営が安定し黒字に転じた。ここ数年は、駐車場使用料で経常経費が賄えている状態である。②③他会計からの繰入金はなし。④財政を圧迫していた人件費を削減するために、立体駐車場の供用を廃止した。廃止分の収入は減少したものの、経費があまりかからなくなり、財政的には黒字に転じており現在は収益性も上がっている。⑤他の駐車場と比べて駐車場の規模が小さいため、平均値と比較すると、金額の差に大きな開きがある。しかしながら、人件費削減等により経費も抑えて利益を出す努力をしている。
資産等の状況について
⑧売却により設備投資の見込額はゼロ。⑩平成25年度末に、起債の償還が完了している。
利用の状況について
⑪JR柳井駅前に位置しており、JR利用者や買い物客等に利用されていたが、時間貸しを平成25年度末で取りやめて以降利用が減少した。また、周辺に無人で低廉な民間駐車場が増加するなど、今後稼働率の増加は見込めないであろうと推察される。
全体総括
周辺市街地環境の変化による駐車場稼働率の低下等を踏まえ、官民の役割分担などの観点から当該駐車場については一定の役割を終えたものと判断し、供用廃止を決定。跡地については平成29年度中に民間への売却手続が完了した。