矢掛町:公共下水道
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経営比較分析表(2019年度)
経営の健全性・効率性について
経常収支比率については,ほぼ収益で費用を賄うことができている。しかし,使用料で回収すべき経費については,使用料で6割程度しか確保できておらず一般会計からの繰入金に頼っており,使用料収入の確保が課題となっている。令和元年度は,災害による設備等の資産除却に伴う減価償却費の減により経常利益が増加したことから当年度純利益を計上し,累積欠損金比率が大幅に減少することとなった。流動比率については100%未満ではあるが,負債の89%は翌年度償還予定の企業債であり,償還金は一般会計からの繰入金を充てる予定である。企業債残高対事業規模比率については償還が終了したものが多くあったことから残高が減少し,類似団体平均値並みとなっている。今後も計画的な投資と適正な債務残高の維持に努める。施設利用率については平均値より高い数値を示しており,効率的な汚水処理を行えている。今後は,汚水処理原価の削減,水洗化率の向上による使用料の確保をより進めることが必要である。
老朽化の状況について
平成6年3月の事業認可を受け事業に着手してから26年が経過している。処理場・管渠については耐用年数をまだ迎えてはいないが,計画的に設備等の改築更新を行っていくため,令和元年度に公共下水道事業ストックマネジメント計画を策定した。今後は計画に沿って継続的に設備等の長寿命化を図っていく予定である。
全体総括
矢掛町では,平成29年度をもって面整備を完了し平成30年度より公営企業会計を導入した。今後は,旧農業集落排水の処理施設で処理していたものを順次矢掛浄化センターでの処理に一体化することで,コストの削減を図る。また,ストックマネジメントの計画の策定により,今後の維持管理・施設更新をより効率的に行いコストの削減を図る。使用料収入については,水洗化率の向上による有取水量の増加での収入増を図るが,今後の人口減少等の状況によっては,使用料の値上げも検討することとなる。
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