出雲市:特定地域生活排水処理

団体

32:島根県 >>> 出雲市:特定地域生活排水処理

地方公営企業の一覧

簡易水道事業 末端給水事業 公共下水道 特定環境保全公共下水道 農業集落排水 漁業集落排水 小規模集合排水処理 特定地域生活排水処理 個別排水処理 出雲市立総合医療センター 電気事業


収録データの年度

2023年度 2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度

経営比較分析表(2020年度)

20102011201220132014201520162017201820192020202186%88%90%92%94%96%98%100%収益的収支比率
20102011201220132014201520162017201820192020202161.5%62%62.5%63%63.5%64%64.5%65%経費回収率
201020112012201320142015201620172018201920202021-0円0.05円0.1円0.15円0.2円0.25円0.3円汚水処理原価
20102011201220132014201520162017201820192020202151%51.5%52%52.5%53%53.5%54%54.5%55%55.5%56%56.5%57%57.5%施設利用率
20102011201220132014201520162017201820192020202199.1%99.2%99.3%99.4%99.5%99.6%99.7%99.8%水洗化率

経営の健全性・効率性について

本事業は、個別排水処理事業とあわせ、浄化槽設置事業会計として実施している。経営状況は、公共下水道との負担の公平性の観点から、使用料体系が同一となっており、使用料収入等の自主財源で維持管理経費を賄うことができず、市債償還額の不足分とあわせ、一般会計繰入金に頼らざるを得ない状況である。①収益的収支比率前年に比べ、収益及び費用は減少したが、地方債償還金は増加した。その結果、収益の減少率が、総費用及び地方債償還金の合計の減少率を上回り、前年度より0.32ポイント減少した。④企業債残高対事業規模比率企業債残高を一般会計繰入金で全額負担していることから、比率の計上はない。⑤経費回収率汚水処理費における維持管理経費の減少に対し、使用料収入が増加したことから、3.46ポイント増加した。⑥汚水処理原価汚水処理費の減額に対して、有収水量が増加したことから、3.84円の減額となった。⑦施設利用率前年度より0.81ポイント増加した。⑧水洗化率前年度と同率であり、高い水準を維持している。

老朽化の状況について

本事業は、平成15年度から実施した事業であり、法定耐用年数を経過する施設はなく、主にブロアポンプ等の機器類について、老朽化の状況に応じた修繕を行っている。今後も適正な維持管理に努めるとともに、老朽化の進行や更新期の到来に備え、長寿命化、更新の方法について、検討を行う必要がある。

全体総括

本事業は、平成29年度をもって新規の浄化槽設置を終了した。今後は、施設の適正な管理運営を実施していく必要がある。令和2年度は、施設修繕費等の維持管理経費が減少した一方で使用料収入が増加したことから、経費回収率が前年度より増加し、類似団体平均を上回った。また、汚水処理原価についても、類似団体とほぼ同値となった。今後とも、施設の適正な維持管理に努める一方で、引き続き経費の削減に努め、経営の改善を図っていく。