地域において担っている役割
療養への対応、在宅への連携を見据えた高齢者医療、身近な外来機能
経営の健全性・効率性について
南和保健医療圏内の公立3病院の病院機能を再編し、医療圏内における地域医療センター(回復期・慢性期)として平成28年度から運営を開始した。なお、院内処方を実施しているため、「⑥外来患者1人1日当たり収益」及び「⑧材料費対医業収益比率」が類似病院平均値より高くなっている。経常収支比率及び医業収益比率は100%を超えており、今後、この状況を維持することにより、持続可能な経営の実現を目指す。
老朽化の状況について
医療圏内の公立3病院の再編により、再編前の吉野町国民健康保険吉野病院の建物等を企業団が買収して運用開始したため、建物等の減価償却が平成29年度から償却が始まった。今後の減価償却費の動向を踏まえ、収入の確保に向けた取り組みを進めていく。
全体総括
南和保健医療圏内の公立3病院を1つの救急病院(急性期)と2つの地域医療センター(回復期・慢性期)に再編し、平成28年度から運用開始した。今後は、「①経常収支比率」及び「②医業収益比率」が100%以上を維持できるよう、公立病院改革プラン(南和広域医療企業団中期計画)に基づき、南奈良総合医療センターや地域の医療機関との連携強化を含め、収入の確保等に向けた取り組みを進めていく。