収益等の状況について
令和元年度の収支比率については、過去4年間と比較すると最も高い数値となっている。令和元年度の収支比率が過去4年間で最も高い数値となっている理由は、料金収入は過去4年間で最低となっているものの、委託業務の見直し等による経費削減を行ったためである。
資産等の状況について
企業債の借り入れもなく、また、今後10年の大規模な設備投資の見込みもないが、今後健全な運営を行っていく上で見直していくべきところである。
利用の状況について
利用台数は平成30年度より増加している。この理由は、平成30年度に桜の見頃がなく、落ち込んでいた花見客の利用が令和元年度に少し回復したためである。一方、ほとんどの月では前年同月比で利用台数が落ち込んでおり、この理由は昨年度、一昨年度に新設された近隣の民間駐車場の周知が進み、利用が分散されていることが考えられる。
全体総括
当該事業は黒字事業であり、令和元年度は経費削減等により収支比率の上昇を達成することができたが、収益は減少傾向にある。令和2年度は新型コロナウイルスの影響により、利用台数、収益ともに大幅に減少する見込みであることから、利用、収支の状況を注視し、運営の見直し等を検討することが必要である。