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財政力指数の分析欄平成16年度より1.00を上回り、近年では連続して伸びを示してきたが、平成22年度はリーマンショック等による景気低迷の影響を受け、前年度より0.06ポイント低下した。しかしながら、類似団体平均は大きく上回っており、類似団体内では1位となっている。景気回復が見込めない現下の社会情勢においては、今後も下降傾向が続くと予測されることから、平成22年度策定の高浜市中期財政計画に基づき、平成23年度から平成25年度の3ヵ年で「選択と集中」、「事務事業の見直し」、「ムダの一掃」により合計10億円程度の事業費削減に取り組むなど、さらなる行政の効率化に努め、財政の健全化を図る。 | |
経常収支比率の分析欄リーマンショック等の景気低迷による市税収入の減少及び生活保護費をはじめとした福祉関係経費等の増加等により、前年度より4.4ポイントの増となったが、類似団体平均は僅かではあるが下回っている。今後も、景気低迷、そして高齢化社会の進展などによる社会保障費は増加し、経常収支比率は悪化すると予測されるため、平成22年度策定の高浜市中期財政計画に基づき、平成23年度から平成25年度の3ヵ年で「選択と集中」、「事務事業の見直し」、「ムダの一掃」により合計10億円程度の事業費削減に取り組むなど、さらなる行政の効率化に努め、経常経費の削減を図る。 | |
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄類似団体平均と比較して人件費・物件費の人口1人当たりの決算額が低くなっているのは、比較的財源に余裕のある時期から構造改革に着手し、民間委託・指定管理者制度などを取り入れ、人件費の削減に努めてきた結果である。また、相対的に増加する物件費等についても、委託料についてはその効果の検証、見直し等により削減に取り組んできたことで、全体として歳出の抑制に繋がっている。今後も更なるコスト削減を図っていく。 | |
ラスパイレス指数の分析欄類似団体平均を超えた数値となっているが、昇給、昇格対象該当者数の増に伴うものである。しかしながら、早期から各種手当ての見直し・廃止も行っており、今後も給与の適正化に努めていく。 | |
人口1,000人当たり職員数の分析欄類似団体中、最も低い数値である。これは定員適正化計画に基づく退職者の一部不補充や平成16年度からの高浜市構造改革推進委員会報告書に基づく民間委託などを推進し、行政のスリム化を推進してきた結果である。今後も職員の適正配置や業務改善・民間委託などの推進により効率的な行政運営を図っていく。 | |
実質公債費比率の分析欄類似団体平均を下回っている。これは新規地方債の発行を抑制するとともに繰上償還(平成17年度:2億円、平成20年度:3億円)を行うなど、高浜市構造改革推進検討委員会報告書に基づき、積極的に繰上償還を行ってきた結果である。現在の社会情勢に鑑み、起債の有効活用をしていくが、緊急度・住民ニーズを的確に把握した事業選択により、起債に大きく頼ることのない財政運営に努めていく。 | |
将来負担比率の分析欄類似団体平均を大きく下回っており、主な要因としては、平成16年度からの高浜市構造改革推進委員会報告書に基づく繰上償還(平成17年度:2億円、平成20年度:3億円)による地方債残高の減や新規地方債の発行の抑制があげられる。今後も将来世代への負担を軽減すべく、平成22年度策定の高浜市中期財政計画では「プライマリーバランス黒字の堅持」を目標として掲げているが、今後も地方債に依存しない自主財源の規模に応じた身の丈にあった財政運営を堅持していく。 |
人件費の分析欄類似団体平均と比較すると、人件費に係る経常収支比率は低い水準にある。これは高浜市構造改革推進検討委員会報告書に基づく「組織構造改革」や「アウトソーシング戦略」により行政のスリム化を推進し、早期から人件費削減に着手したためである。反面、民間委託等により職員人件費等から委託料(物件費)へのシフトが起きている。また、本市においては消防、ごみ処理業務を一部事務組合で行っており、人件費分に充てる負担金も発生していることから、これらを含めた人件費関係全体については、さらなる検討をしていく必要がある。 | |
物件費の分析欄物件費に係る経常収支比率が高くなっているのは、高浜市構造改革推進検討委員会報告書に基づき、業務の民間委託・指定管理者制度を推進し、職員人件費等から委託費(物件費)へのシフトが起きているためである。このことは、経常収支比率に占める人件費割合が類似団体平均と比べても低い比率であるということに現れている。アウトソーシングの推進の具体例としては、窓口業務や公民館、スポーツ施設、美術館等の管理などがあげられるが、今後もさらに効率的・効果的な行財政運営を図っていく。 | |
扶助費の分析欄類似団体内で扶助費に係る経常収支比率が最も高くなっているのは、子ども医療扶助費が原因であると考えている。これは類似団体に比べ子ども医療制度が手厚くなっているためである。今後も増加傾向となる可能性が高いが、医療扶助費についてはコンビニ受診の抑制、かつ扶助費全体においては、受益と負担のバランスを考慮していくとともに、事業の選択と集中を図る中で効果的な運営を図っていく。 | |
その他の分析欄その他に係る経常収支比率は類似団体平均を下回っている。これは、国民健康保険事業会計への繰出金において、受益と負担のバランスから、できる限り、国民健康保険税加入者からの保険税収入で賄うといった考えの下、法定外の繰出しを行わず、市税の投入を行っていないためである。しかしながら、近年では、国民健康保険事業会計の財政状況の悪化に伴い、繰出金が増加している状況にあり、その他に係る経常収支比率を上昇させている主な要因となっている。今後は、国民健康保険税の収納率の向上などに努め、普通会計への負担を減らしていくよう努めていく。 | |
補助費等の分析欄類似団体平均を上回っているが、当市においてはごみ処理業務、消防業務を一部事務組合で行っていること、また、民間移譲した旧市立病院の運営をしている医療法人への運営費補助を行っているためである。前述の一部事務組合や医療法人への補助経費については、補助費等全体のおよそ7割を占めており、各補助対象の財政運営による部分が大きいが、今後は現在の水準で推移していくと考えている。しかしながら、不要不急・役割を果たした補助金などについては、縮減や廃止を検討するなど、できる限りコスト削減に努めていく。 | |
公債費の分析欄類似団体内の順位は5位であり、類似団体平均と比較しても低い水準にあるが、前年度に比べ0.7ポイント上昇している。これは景気低迷による市税収入の減少により、歳入経常一般財源が減少したことがその要因である。現在の社会情勢に鑑み、起債の有効活用を図っていく考えであるが、緊急度・住民ニーズを的確に把握した事業選択により、起債に大きく頼ることのない財政運営に努めていく。 | |
公債費以外の分析欄公債費を除く経費に係る経常収支比率は類似団体平均を上回っている。これは、類似団体中最も高い数値を示す「扶助費」を筆頭に、類似団体平均を上回る「物件費」「補助費等」がその要因である。行政の効率化に早期から取り組んできた一方で、増加した物件費の経常経費化や一部事務組合の所有する施設維持や老朽化対策により負担金の圧縮が困難であるという現状に加え、他自治体同様、増大する扶助費の影響で、経常経費の抑制は困難な状況にある。しかしながら、事業の統廃合などコスト削減に努め、健全な財政運営に努めていく。 |
分析欄平成20年度までは、高浜市構造改革推進検討委員会報告書に基づく取り組みにより、財政調整基金残高は増加し、実質単年度収支も黒字であったが、平成21年度以降は、リーマンショックの影響による景気低迷により市税収入が大きく減少したことに伴い、平成22年度では財政調整基金を取り崩したために、実質単年度収支はマイナスに転じることとなった。景気低迷が続く現下の社会情勢下では、市税収入の急激な回復は見込めないが、高浜市中期財政計画に基づく、「選択と集中」、「事務事業の見直し」、「ムダの一掃」などに取り組むことで、さらなる行政の効率化を図り、財政の健全化を図る。 |
分析欄高浜市構造改革や業務改善、中期財政計画に基づく、行財政の効率的な運営に早期から取り組んできたため、リーマンショックの影響による市税収入の減少などのマイナス要因が発生したが、強い財政基盤を構築できていたため、黒字を維持し続けている。 |
分析欄平成22年度の元利償還金では、市立病院の民間移譲に伴い、病院事業会計の起債の償還を一般会計が引き継いだことから、前年度より増加することとなったが、その分を差し引けば元利償還金の額は前年度とほぼ変わらない状況である。しかしながら、組合等が起こした地方債の元利償還金に対する負担金等については、一部事務組合の償還が一部終了したことに伴い減少しており、実質公債費比率の分子は結果として減少している。分析欄:減債基金 |
分析欄平成21年度の将来負担額では、一般会計等に係る地方債の現在高が大幅に増加し、公営企業債等繰入見込額が減少しているが、これは、市立病院の民間移譲に伴い、起債残高を病院企業会計から一般会計が引き継いだことがその要因である。平成22年度では、一般会計においてはプライマリーバランス黒字の堅持により現在高は減少している。また、充当可能財源等では、財政調整基金を取崩ししたことにより充当可能基金は減少することとなっているが、都市計画税の増加による充当可能特定歳入の増加、臨時財政対策債の発行に伴い、基準財政需要額算入見込額が増加したことにより、将来負担比率の分子は、大幅に減少している。今後も引き続きプライマリーバランス黒字の維持を続けていくことで、将来負担比率の分子は、減少傾向を維持していくと予想している。 |
基金全体 | |
財政調整基金 | |
減債基金 | |
その他特定目的基金 |
有形固定資産減価償却率の分析欄 | |
債務償還比率の分析欄 | |
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析 |
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分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析 |
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