松崎町:末端給水事業
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松崎町:末端給水事業
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経営比較分析表(2020年度)
経営の健全性・効率性について
経常収支比率は、給水人口減少に伴う給水収益の減少により、減少傾向にあるが、令和2年度はこれに加え、新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言等による外出自粛の影響により、観光客が減少し、観光施設等における水道使用量及び給水収益が大幅に激減したことが経常収支比率の悪化に拍車をかけた。また、企業債残高対給水収益比率が類似団体平均値を若干下回っているものの依然として企業債の償還金が経営の大きな負担となっている。今後も老朽資産の更新財源を確保するため、引き続き経営改善に取り組み、経営の健全性を保持していく必要がある。事業の効率性については、有収率において類似団体平均値を大きく上回っているものの全国平均を下回っている。また、施設利用率についても類似団体平均を下回っている。これは、昭和40年代からの高度経済成長時に人口及び観光交流客数が増加することを見込み整備されたことが要因となっている。これらの施設は更新時期を迎えるため、施設更新時にダウンサイジングや省力化、施設の統廃合も含めた検討が必要となる。
老朽化の状況について
有形固定資産減価償却率が類似団体平均値を上回っており、管路経年化率は類似団体平均値、全国平均を上回っていることから、施設の老朽化度合が高い。施設や管路の更新には多額の費用が必要となることから、日常点検を強化し、早期異常発見、修繕に努め、施設の長寿命化を図るとともに経営戦略を踏まえた事業費の平準化を図り、計画的かつ効率的に更新に取り組んでいく。
全体総括
給水人口の減少、節水意識の向上、節水型機器の普及、観光交流客数の減少により、給水収益の減少に歯止めがかからない状況が続いている。一方では、施設や管路が更新時期を迎え、更新費用の増加が見込まれる。こうしたことから、点検を強化し適切な修繕を実施することにより施設の長寿命化を図るとともに経営戦略の収支計画、更新計画を確実に実施していくことにより、適正な経営を目指していく。