収益等の状況について
『収益的収支比率』は、100%以上を維持していますが、平成29年度から地方債の元金償還が始まったため、平成28年度以降は減少しています。『売上高GOP』並びに『EBITDA』については、平成27年度から平成28年度にかけて駐車場管理機器の経費を抑制したため、数値が改善しています。しかし、コロナ禍により、令和2年3月以降の収入が減少したため、『収益的収支比率』、『売上高GOP』並びに『EBITDA』は昨年度より数値が減少しています。コロナ禍により収入が減少していることから、駐車場の維持管理経費等の削減に努めます。
資産等の状況について
瑞浪駅周辺にて再開発が検討されており、駐車場の再整備も検討課題となります。駐車場管理機器の整備にも費用がかかるため、駐車場の集約についても検討していく必要があります。
利用の状況について
平成26年度に駐車場の料金改定を行い、2か所の市営駐車場の料金体系が統一されました。そのため、浪花駐車場の利用者が増加し、駅北駐車場の稼働率は減少してましたが、平成30年度から増加に転じています。しかし、類似施設平均値と比較しても、その割合が低くなっており、利用者の増加につなげることが課題です。
全体総括
駅北駐車場は、平成27年度から平成29年度にかけて駐車場の拡張工事を行い、それに伴い、地方債の借入を行いました。令和9年度までは地方債の償還が発生するため、より効率的な運営を行う必要があります。また、令和2年3月以降は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、使用料が減少しています。コロナ禍で収入が減少しているため、経費の削減を図るなど、計画的かつ合理的な駐車場の運営に努めます。