工業用水道事業 公共下水道 簡易水道事業(法適用) 農業集落排水施設
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地方消費税交付金の増収を受けて経常一般財源等総額が増額となったことにより、前年度比4.0%の減となっている。今後も、地方交付税における合併算定替の段階的な縮減による経常一般財源等総額の減少や、公債費の増加が見込まれることから、引き続き、積極的な税収の確保や義務的経費削減などの行財政改革を推進し、経常経費の抑制に努める。
消防、ゴミ処理、介護保険などの業務を一部事務組合または広域連合で実施していること(人件費・物件費の低減)により類似団体平均を下回る結果となっている。しかし、地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金を活用して実施したプレミアム付商品券発行事業や地方創生先行事業の実施により、物件費が増加したことにより、前年比6,891円の増となっている。今後も、民間委託の推進等により物件費の上昇が見込まれることから、事務事業の見直しなどに取り組み、経費節減に努める。
退職者補充の抑制、指定管理者制度の導入、民間委託の推進などにより職員数の削減が図られたことや消防、ゴミ処理などの業務を一部事務組合で実施していることから、類似団体平均を下回っていたが、若干の増加傾向にあり、前年度比0.11人の増となっている。今後も、行政運営の合理化・能率化を図り、適正な定員管理に努める。
地方債残高は増加傾向にあるが、合併特例事業債等の交付税で措置される地方債を活用してきたため、実質公債費比率は減少傾向となっており、前年度比1.3%の減となっている。しかし、合併特例事業債の発行可能期限が迫り、今後、交付税措置の有利な地方債を活用することが難しくなることや、北陸新幹線整備事業などが本格化することにより今後もある程度の地方債の発行が見込まれるため、実質公債費比率の上昇が懸念される。今後は、普通建設事業の取捨選択により計画的な地方債の発行に取り組み、実質公債費比率の抑制に努める。
財政調整基金等の積立てにより、充当可能財源等額が増加したため、前年度比8,3%の減となっている。地方交付税における合併算定替の段階的な縮減により、財政調整基金による財源補てんが見込まれる。充当可能財源等額の減少および地方債残高の増加により将来負担比率の上昇が懸念されるため、地方債発行の抑制に努める。
退職者補充の抑制、指定管理者制度の導入、民間委託の推進などにより職員数の削減が図られたことや新陳代謝により人件費が抑えられているため、類似団体平均を下回っており、前年度比0.5%の減となっている。今後も、行政運営の合理化・能率化を図るとともに適正な定員管理により人件費の抑制に努める。
これまで事務事業の見直しなどにより経費節減に努めてきたため、類似団体平均を下回っており、横ばい傾向となっている。今後は、業務のアウトソーシングや職員数削減に伴う臨時職員の増加が見込まれるため、委託業務の見直しに取り組みコスト縮減に努める。
生活保護給付費や障害者自立支援給付費など社会保障制度における費用の増加のほか、子ども医療費の対象者の拡充や保育所・幼稚園の認定こども園化を実施したことにより、類似団体平均を大きく上回っているが、前年度比1.0%の減となっている。福祉政策の充実や地域的特性により、扶助費の抑制は困難な状況であるが、資格審査等の徹底や事前予防対策の充実、助成費の適正化などを図り、抑制に努める。
その他の経費については、繰出金や維持補修費などが類似団体と比較し抑えられていることから、類似団体内平均を下回っている。今後は、公共施設の老朽化が進み、その維持補修のための経費の増大が懸念されることから、公共施設マネジメントに取り組み、適正規模の公共施設の維持に努めることで経費の抑制を図る。
消防、ゴミ処理などの業務を一部事務組合で行っていることや下水道、水道などの公営企業に対する補助が大きいため、類似団体平均を大きく上回っている。補助費等は増加しているが、経常経費の総額が増加しているため、前年度比1.2%の減となっている。一部事務組合においては事務事業の見直しにより経費節減の徹底を図るとともに、公営企業においては独立採算制を前提として経営の健全化を促進する。また、所期の目的を達成した補助制度などの見直しを行い、補助費等の縮減に努める。
地方債残高は増加傾向にあるが、地方債金利が低水準で推移していることにより、公債費は前年度比1.6%の減となっている。今後も、北陸新幹線整備事業などが本格化することによりある程度の地方債の発行が見込まれるため、後年度の財政負担が過重にならないよう、金利水準の動向を注視しながら地方債発行の抑制に努める。
物件費は類似団体平均に比較して低くなっているが、扶助費、補助費等が同平均より高くなっている。これは、消防、ゴミ処理などの業務を一部事務組合で実施していることおよび保育所・幼稚園の認定こども園化などによるものであり、「公債費以外」に係る比率として捉えれば、類似団体平均と同等の値となる。補助費等の割合が減少したため、前年度比2.4%の減となっている。
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