黒部市:末端給水事業
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16:富山県
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経営比較分析表(2020年度)
経営の健全性・効率性について
①経常収支は100%を上回っており、単年度収支は黒字であるが、類似団体の平均値を下回っている。②累積欠損金は発生していない。③流動比率は100%を上回っており、最低限の支払能力は確保されている。当該指標は上昇傾向にあるが、類似団体の平均値を大きく下回っている。④給水収益の増加により微減したが、類似団体の平均を大きく上回っている。⑤料金回収率は100%を下回っており、不足する収入を一般会計からの基準外繰入によって補填している状況である。令和2年度は給水収益が増加したため、料金回収率は微増している。⑥主たる水源が地下水であるため、類似団体平均を下回っている。令和2年度は有収水量が増加したため、当該指標は減少している。⑦民営の組合簡易水道の統合を進め、給水人口の維持確保に努めている。⑧漏水調査を実施し、漏水箇所の早期発見に努めることで、高い有収率を維持している。
老朽化の状況について
①②③いずれの指標も類似団体平均よりも低い水準にある。昭和55年の事業発足から40年が経過しており、今後耐用年数に達し更新時期を迎える管が増加すると考えられるため、事業の平準化を図り、計画的かつ効率的に更新に取り組む必要がある。
全体総括
将来的に給水人口の減少と節水機器の普及により、給水収益の減少が見込まれる中で、老朽化した施設や管路の更新を進めていく必要があることから、水道事業の財政は厳しい状況に置かれることが予想される。当市では、令和4年と令和6年に料金改定を予定しており、水道料金の適正化による収入の確保、コスト削減等により、水道事業の経営基盤の強化を図ることとしている。また持続可能な水道事業を行うためにも、アセットマネジメントによる長期的な更新計画をもとに、財源の確保と経営のバランスを取りながら、長寿命化に取り組んでいく必要がある。なお、経営戦略は令和2年度末に策定済みである。