高岡市：高岡市営高岡駐車場

収益等の状況について

①の収益的収支比率は、類似施設平均値を下回っているものの、過去5年間において100%以上となっており良好である。②の他会計補助金比率は、0%であり良好である。③の駐車台数一台あたりの他会計補助金額は、0円であり良好である。④の売上高ＧＯＰ比率は、平成26,27年度においては類似施設平均値を下回ったものの、平成29年度は平均を上回っている。平成30年度から施設管理委託料の圧縮を図ることとしており、さらなる改善が見込まれる。⑤のＥＢＩＴＤＡは、類似施設平均値を大きく下回るものの、平成30年度から施設管理委託料の圧縮を図ることとしており、改善が見込まれる。

資産等の状況について

⑦の敷地の地価は、記載のとおりである。本施設は公共施設再編計画において、短期的に廃止の方針が示されておることから、廃止する場合には、幹線道路沿いの立地条件を活かし、跡地の活用方法を検討していく必要がある。⑧の設備投資見込額は、本施設が短期的に廃止の方針となっており、現段階では極力設備投資を行わないこととしているため、0円となっている。➉の企業債残高対料金収入比率は、平成27年度から横ばいであるが、過去5年間において類似施設平均値を上回っており良好である。

利用の状況について

⑪の稼働率は、過去5年間において100%を下回っている。施設が老朽化していることや、特に平成27年3月の北陸新幹線開業により近隣の高岡駅が分離駅となった影響等で時間貸し利用者は減少しているものの、定期利用の固定客が多く、そのため、回転率が上がりにくい駐車場となっている。

全体総括

平成27年3月の北陸新幹線開業以降、稼働率は低い状況であるものの、収益的収支比率は100%以上を確保しており、概ね健全な経営状況にあると言える。前述のとおり本施設は短期的には廃止の方針であることから、廃止までの間、設備投資や経費については最小限に止めておく必要がある。