関川村:簡易水道事業(法適用)

地方公共団体

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地方公営企業の一覧


収集されたデータの年度

2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度

経営比較分析表(2019年度)

経営の健全性・効率性について

経常収支比率は100%を上回っており、他の類似団体と比較しても高い値となっている。累積欠損比率は0%である。料金回収率は近年増加傾向となっているものの、100%に届かず費用を賄うだけの利益を上げられないため、一般会計からの繰入金に頼る赤字経営である。企業債残高対給水収益比率は、過去5年間でみると減少傾向であるものの、下水道整備に伴い更新した配水管の工事費に充てた企業債償還金が残っており依然として、他の類似団体の平均と比べると高い数値である。企業債の返済に係る不足額を内部留保資金で賄っていることもあり、近年流動比率が減少傾向となっている。給水原価は年々減少しているものの、人口の減少により計画給水人口を大きく下回っていることや使用水量の減少により施設利用率は5割程度にとどまっている。また、漏水量の増加により、近年は有収率が8割を下回っている。

老朽化の状況について

有形固定資産減価償却率は、類似団体と比較すれば低いものの、今後も増加傾向であることから財源の確保と計画的な更新を行う必要がある。一方で、管路更新率は他の類似団体と比較すると低く、このままのペースで管路の更新を行った場合、管路の老朽化に更新が追い付かず将来的に老朽管を多く抱えることになる。

全体総括

人口減少に伴い給水収益が減少する一方で、施設の老朽化が進んでいる。人口は今後も減少傾向であり、大口の新規需要も見込めないことから、今後も使用水量の増加による増収は見込めない。一方で、今後老朽化した施設・設備の更新を更新するための費用の増加が見込まれる。収入の増加が見込めない中で、投資費用を捻出する必要があるため、補助や有利債等の活用や料金の改定も含めて、長期的な視点での事業収支計画に基づき経営の健全化を図る必要がある。

類似団体【A9】

知内町 鹿部町 長万部町 由仁町 沼田町 増毛町 様似町 新得町 本別町 浜中町 標茶町 羅臼町 田子町 小坂町 小国町 天栄村 西会津町 小野町 浪江町 嬬恋村 神崎町 箱根町 阿賀町 関川村 大野市 忍野村 小海町 中川村 木曽町 木島平村 野沢温泉村 播磨高原広域事務組合(事業会計分) 紀美野町 高野町 すさみ町 智頭町 三朝町 和気町 美波町 越知町 四万十町 太良町 南阿蘇村 山都町 湯前町 伊仙町 伊江村