平塚市:公共下水道

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経営比較分析表(2020年度)

経営の健全性・効率性について

①経常収支比率は100%を超えていますが、数値は下降傾向で全国平均及び類似団体平均値を下回っています。③流動比率は前年度から7ポイント以上の改善が図られ、全国平均及び類似団体平均値を上回りました。当面の目標である75%を早期に達成できるよう、更なる経営健全性の向上に取り組みます。④企業債残高対事業規模比率は、全国平均及び類似団体平均値を下回っています。今後の事業費の増加に伴う借入額の増加が見込まれるため、今後の推移を注視し、計画的な償還に努めます。⑤経費回収率は100%を超え、全国平均及び類似団体平均値を上回り、⑥汚水処理原価も全国平均及び類似団体平均値を下回っていることから、現水準の維持を図りたいと考えますが、施設の老朽化等による維持管理費の増加や、今後の人口減少による使用料収入への影響が懸念されるため、引き続きコストの縮減や業務の効率化に取り組みます。下水道の整備が概成しているため、⑧水洗化率は高い水準にあります。引き続き未接続世帯に対する接続促進に取り組みます。

老朽化の状況について

①有形固定資産減価償却率及び②管渠老朽化率については、全国平均及び類似団体平均を下回っていますが、耐用年数を経過した管渠が増加していく状況下において、施設の老朽化対策が今後の重要な課題であるため、③管渠改善率については、ストックマネジメント計画に基づく施設の状態調査・点検を通じて適正な維持管理と長寿命化を図るとともに、計画的な施設の改築更新を進めます。

全体総括

各指標の結果から、経営の健全性は保たれていると考えられます。一方で、維持管理・施設更新に係る費用の増加と人口減少による下水道使用料の減収が懸念されるため、経営戦略に基づく、広域化・共同化や適正な料金水準等あらゆる面での施策を実施することで経営基盤の強化を進め、下水道サービスの持続的・安定的な提供に努めます。

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