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柏市:柏市市営駐車場
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収益的収支比率他会計補助金比率売上高GOP比率EBITDA(減価償却前営業利益) |
収益等の状況について「①収益的収支比率」を見ると50%未満で,単年度の収支は大きく赤字となっており,「②他会計補助金比率」も下がっている。これは償還金を一括返還するため,多額の繰入金を使用したためである。また,③駐車場台数一台当たりの他会計補助金額」も減少している。施設の営業に関する収益性を示す「④売上高GDP比率」については収益の落ち込みにより,例年よりも低い数値となっている。継続した成長を判断する数値である「⑤EBITDA」についても同様の理由で低い数値となっている。例年,「④売上高GDP比率」は平均値よりも高い数値で推移しており,施設の収益性は十分にあると言えるが,平成29年度の落ち込みが続いてしまうと運営を大きく見直す必要がある。 |
敷地の地価設備投資見込額企業債残高対料金収入比率 |
資産等の状況について⑦敷地の地価は記載している金額のとおり。駐車場施設の敷地は定期借地権を設定しているため,事業の廃止や民間への譲渡は難しいが,社会情勢の変化や今後の駐車場施設としての在り方を見極めた上で方向性を決める。当面は駐車場施設として事業を行うため,老朽化に伴う大規模な修繕が必要となる。⑧設備投資見込額は今後10年間の建物修繕費用を算出したもので,駐車場運営に関する設備投資額は管理運営を行う指定管理者が設置するものとしているため除いている。多額の修繕費用が必要であると見込んでいるため,改めて修繕計画を策定し,効率的な修繕を行う必要がある。⑩企業債残高対料金収入比率は0となっており,これは償還金の返還が終了したことを意味する。 |
稼働率 |
利用の状況について「⑪稼働率」を見ると,5年間通して平均値を上回っているものの,平成28年度以降は落ち込んでいる。「①収益的収支比率」の減少は,多額の繰入金の使用だけでなく稼働率の減少も大きな要因である。稼働率の減少理由としては駐車場周辺(駅周辺)の集客能力の低下や民間駐車場の増加が挙げられる。 |
全体総括平成29年度は償還金を一括で返還したことに伴う数値の変化が大きいが,稼働率の減少による収入の減少も少なからず影響を与えている。平成30年度から新たな指定管理者による管理運営を行っているため,新たな運営方法によって変化した稼働率,収支等の分析を行い,今後の駐車場事業の在り方について検討する。 |
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