経営の健全性・効率性について
①経常収支比率経常収支比率は前年比1.58ポイント減少しましたが,依然として比率は類似団体平均及び全国平均を大きく上回ることが出来ています。この状況の維持に努めます。②累積欠損金比率該当数値無し。③流動比率短期債務に対する支払い能力を示していますが、類似団体平均及び全国平均を大きく上回っており、現在の経営状況は良いと判断できます。④企業債残高対給水収益比率順調に返済を続けているため、この数値も減少を続けています。⑤料金回収率前年度と比べると6.73ポイント減少しましたが,類似団体及び全国平均を上回っております。今後もこの状況の維持に努めます。⑥給水原価給水に関する製造単価であり、効率的な運営により低い値を維持できています。⑦施設利用率昨年度と比較して施設利用率は上昇しておりますが、依然として類似団体平均値及び全国平均を下回っており施設規模の再検討が必要となっています。⑧有収率類似団体及び全国平均を大きく上回っております。今後一層の数値上昇を目指します。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率施設の老朽化は年々進んでおりますが、類似団体及び全国平均と同程度となっております。②管路経年化比率前年度と比較して比率が大幅に改善しています。また、類似団体及び全国平均よりも良好な状態と判断できます。今後も効率的な更新に努めます。③管路更新率老朽化した管路の更新を計画的に進めており、今年度においても類似団体とほぼ同程度となっております。今後も計画的な更新を進めてまいります。
全体総括
当町の水道事業は、昭和38年の簡易水道開始以来、水道法の目的を目指し、清浄にして豊富低廉な水の供給に努めてまいりました。現在の当町の水道事業の経営の健全性や効率性は昨年度に引き続き、順調に推移しています。今後もこの良好な状況を維持向上させるために常日頃から経営手法の研究を重ね、経営の効率性を高めてまいります。また、施設の再配置及び再検討をより効率的に進めており、現在も進んでいる人口減少などに対応可能とするため配水施設などの水道施設を嵐山町第2次水道事業基本計画や平成30年度に策定した経営戦略に基づいて計画的な更新を進めてまいります。これらの施策により、当町の水道事業の目標であります、安全・安心・安価で豊富な水を将来に向かって安定して送り届けることができますよう邁進してまいります。