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2012年度
2011年度
2010年度
指定団体等の指定状況
財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
人口の推移
産業構造
財政比較分析表(2021年度)
財政力
財政力指数の分析欄
固定資産税等の安定した税収により、類似団体平均を大きく上回る財政力指数ではあるが、近年はほぼ横ばいで推移している。収納率の向上や企業誘致をはじめ、ふるさと納税、受益者負担の適正化など新たな歳入確保を進めるとともに、行政評価制度の適正な運用により歳出削減に努める。
財政構造の弾力性
経常収支比率の分析欄
令和3年度においては、85.2%となり前年度から-6.2%ポイントの減少により類似団体平均並みとなった。新型コロナウイルス感染症対応地方減収補填交付金を含めた実質的な町税の増収、大型工事等の償還完了による公債費の減少等が前年度比減の主な要因である。コロナ禍において、先行きが不透明な中、事務事業の見直し・改善、定員管理、公共施設維持管理コスト等経常経費の削減に努める。
人件費・物件費等の状況
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
令和3年度においては、1,373千円増加したが、類似団体平均を下回っている。令和2年度から地方公務員法改正による会計年度任用職員報酬等の増加が主な要因である。引き続き、定員適正化計画に基づく職員数削減等により人件費の削減に努める。物件費については、公共施設のLED化等をはじめとした行政改革を促進する中で削減に努める。
給与水準(国との比較)
ラスパイレス指数の分析欄
類似団体と比較すると高い水準となっている。引続きラスパイレス指数の動向には十分留意し、その抑制に努めていく。
定員管理の状況
人口1,000人当たり職員数の分析欄
町行政サービスの推進を図るため、出張所等多くの施設を配置しているなかで、令和元年度を初年度とした第6次定員適正化計画(5年間)に基づき、適正化に努めた。しかしながら、類似団体と比較した職員数は平均をやや上回る状況にある。引き続き、行政事務の効率化や民間委託等の推進により、今後も職員数削減に努める。
公債費負担の状況
実質公債費比率の分析欄
令和3年度においては、前年度より-0.4ポイント減少したが類似団体平均を上回っている。大型工事をはじめとした事業の償還完了により、元利償還額が-91百万円減少したことが大きな要因である。一方で、公共施設マネジメント基本計画に基づき、計画的に施設修繕等を行い、地方債残高、公債費の抑制に努める。
将来負担の状況
将来負担比率の分析欄
令和3年度においては-19.3%減少し、その主な要因としては、地方債の現在高や公営企業繰入見込額の減少が挙げられる。今後も充当可能基金の積立や地方債の新規発行額を抑制していくため、義務的経費の削減を中心とする行政改革を進め、財政の健全化に努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2021年度)
人件費
人件費の分析欄
人件費については、前年度から-0.1ポイント減少したものの、類似団体を上回る結果となった。地方公務員法改正による会計年度任用職員報酬等の増加が主な要因である。今後も定員適正化計画に基づき、職員数の削減を実施し効率的な行政運営により人件費の抑制を図る。
物件費
物件費の分析欄
物件費については、前年度から-2.0ポイント減少し、類似団体平均を下回る結果となった。まちづくり寄附繰入金(ふるさと納税寄付金102百万円)の増加により一般財源が減少したことが主な要因である。引き続き、積極的なコスト削減、業務の効率化を図ることにより抑制に努める。
扶助費
扶助費の分析欄
扶助費については、前年度から-0.9ポイント減少し、類似団体平均を下回る結果となった。少子化等により保育施設の利用児童数の減少により、施設型給付が-11百万円減少したこと及びふるさと納税充当による経常一般財源等の減少が主な要因である。今後も、町単独事業の見直しを進め、近隣市町村や類似団体との比較により扶助費の精査・見直しを行い抑制に努める。
その他
その他の分析欄
令和3年度決算においては、前年度から-0.9ポイント減少し、類似団体平均を下回る結果となった。しかしながら、高齢化に伴い、介護保険特別会計、後期高齢者医療特別会計に対する一般会計からの繰出金は今後増加が見込まれることから、保険料の適正化や独立採算性の原則に立ち、一般会計の負担額を減らしていくよう努める。
補助費等
補助費等の分析欄
補助費等については、前年度より-0.7ポイント減少したが、類似団体平均をやや上回る結果となった。一部事務組合への負担金が-33百万円へ減少したことが主な要因である。事業の見直しを含めた各種補助金の精査を進め、補助費等の削減に努める。
公債費
公債費の分析欄
公債費については、前年度から-1.6ポイント減少したが、類似団体平均を大きく上回る結果となった。据置期間が終了した地方債の元金償還開始により、令和元年度が公債費のピークとなっている。今後は減少傾向となる予定であるが、令和6年度~令和8年度にかけて大型の施設更新事業を想定しているため、公共施設マネジメント基本計画等に基づき地方債発行の抑制に努める。
公債費以外
公債費以外の分析欄
令和3年度決算においては、前年度から-4.6ポイント減少し、類似団体平均を下回る結果となった。扶助費及びその他が類似団体平均と比較して低いことが主な要因である。引き続き、町単独事業の見直しや保険料の適正化などコスト削減、業務の効率化を図ることにより抑制に努める。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2021年度)
目的別歳出の分析欄
総務費については、令和3年度は新型コロナウイルス感染症による住民生活支援のための特別定額給付金給付事業が皆減しことにより大きく減少している。民生費については、子育て世帯等臨時特別支援給付金及び住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金の支給による住民生活支援を実施したことに伴い増加している。衛生費については、新型コロナウイルスワクチン接種業務委託料の増及び清掃工場跡地利用整備における廃棄物運搬・処分業務委託料の増等に伴い増加している。教育費については、令和2年度にGIGAスクール構想及び新型コロナウイルス感染症対策による新しい生活様式に対応した教育環境の整備のため、学校ネットワークの整備及び生徒1人1台のタブレット端末を整備したこと及び良好な教育環境を維持するため小学校トイレの洋式化改修工事を実施したことに伴い増加しているが、令和3年度は学校教育環境整備事業が前年比で減少したことから類似団体平均を大きく下回る水準となった。公債費については、類似団体平均及び埼玉県平均を上回っている。主な要因としては、令和元年度から広域ごみ処理施設等建設事業等の元金償還が始まったことによるものである。新規の地方債発行を抑制しているため、今後は緩やかな減少傾向が続く見込みである。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2021年度)
性質別歳出の分析欄
積立金については、全国、埼玉県、類似団体平均を大きく上回る結果となった。増加した要因は、財政状況を鑑みた積み増し分及び都市計画費寄付金積立分による公共施設マネジメント基金508百万円の増、令和2年度決算剰余金の一部の積立による財政調整基金150百万円の増である。扶助費については、増加傾向にあるものの全国、埼玉県、類似団体平均を下回っている。しかしながら、今後も社会保障経費は増加する見込みであるため、町独自で実施している事業の見直しを進める必要がある。近隣市町村や類似団体等の比較により扶助費の精査・見直しを行い抑制に努める。なお、補助費等については前年度比大きく減少しているが、新型コロナウイルス感染症対策による特別定額給付金事業を行ったことにより令和2年度のみ大きく増加している。
実質収支比率等に係る経年分析(2021年度)
分析欄財政調整基金残高は、適切な財源確保と歳出の精査により、373百万円の増加となった。実質単年度収支については、令和3年度は新型コロナウイルス感染症対応地方減収補填交付金を含めた実質的な町税の増加により1.78ポイント増加した。固定資産税等の安定した税収により高い財政力指数ではあるが、法人町民税等は社会情勢・景気変動の影響を受けやすいため、安定的に行政サービスを提供するために財政調整基金残高の水準を引上げられるよう、健全な行財政運営に努めていく。
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連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2021年度)
分析欄連結実質赤字比率については、全会計において黒字が続いており、特に水道事業会計、一般会計において黒字額が大きな割合を占めている。また、令和元年度より下水道会計が公営企業へ移行した。ただし、国民健康保険事業については、一般会計からの繰入金に依存する状況が続いており、今後も医療費適正化、保険料等の見直し、法定外繰出金の精査などにより一般会計の負担額(繰入金)を減らしていく必要がある。
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実質公債費比率(分子)の構造(2021年度)
分析欄実質公債費比率(分子)は、前年比-87百万円の減となった。その主な要因としては、体育館建設事業を含む11事業の償還完了により、前年比元利償還額が-91百万円減少したことによるものである。今後の財政運営については、公共施設マネジメント基本計画等に基づき計画的に施設改修等を実施し、起債発行の抑制に努める。
分析欄:減債基金なし。
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将来負担比率(分子)の構造(2021年度)
分析欄将来負担比率(分子)の構造については、前年度より-1,356百万円減少した。その主な要因としては、一般会計等に係る地方債の現在高が減少したためである。しかしながら、債務負担行為に基づく支出予定額は増加しており、土地開発公社による都市計画道路用地の取得、藤久保地域拠点施設整備等事業などがある。今後も充当可能基金の積立や公共施設マネジメント基本計画等に基づく計画的な施設投資を行い、地方債の新規発行額を抑制し、財政の健全化に努める。
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基金残高に係る経年分析(2021年度)
基金残高合計
基金全体
(増減理由)財政調整基金は、歳入の増加による基金の取り崩し減少及び前年度実質収支の一部積立により前年比373百万円の増加となった。特定目的基金についても、前年度比624百万円の増となった。主な要因は、まちづくり寄附基金と公共施設マネジメント基金が増加しているためである。まちづくり寄附基金については、ふるさと納税による寄附金額の増加によるもの。公共施設マネジメント基金については、決算剰余金の一部積立及び都市計画費寄附金の積み立てによるものである。(今後の方針)財政調整基金については、第7次行政改革大綱の中で標準財政規模に対し10%以上を目標としており、令和3年度の標準財政規模8,446百万円に対し、令和3年度末財政調整基金残高は1,442百万円となっている。標準財政規模に対し17.1%を確保しているところであるが、新型コロナウイルス感染症の影響等先行きが不透明な中で安定的な行政運営を行うために、事務事業の精査等により引き続き10%以上確保し続けることを目指す。特定目的基金のうち公共施設マネジメント基金においては、令和6年度より大型の公共施設の更新・複合化事業を予定しているため、引き続き積極的な積み立てを目指すものである。
財政調整基金
財政調整基金
(増減理由)令和3年度当初予算時点で314百万円の財政調整基金の繰入を予定していたが、新型コロナウイルス感染症対策による事業の中止等のよる歳出の減により、最終的な繰入額は49百万円となった。一方で積立に関しては、決算剰余金による積立金422百万円となっており、令和2年度から大きく増加している。(今後の方針)財政調整基金については、第7次行政改革大綱の中で標準財政規模に対し10%以上を目標としており、令和3年度の標準財政規模8,446百万円に対し、令和3年度末財政調整基金残高は1,442百万円となっている。標準財政規模に対し17.1%を確保しているところであるが、新型コロナウイルス感染症の影響等先行きが不透明な中で安定的な行政運営を行うために、事務事業の精査等により引き続き10%以上確保し続けることを目指す。
減債基金
その他特定目的基金
その他特定目的基金
(基金の使途)まちづくり寄附基金:子育てに関する事業、安心・安全に関する事業、芸術・文化・教育に関する事業など、魅力あるまちづくりを目的とする。公共施設マネジメント基金:公共施設の計画的な整備を図ることを目的とする。高齢者福祉基金:高齢者の福祉の充実に資することを目的とする。地域福祉基金:在宅福祉の推進等、地域における保健福祉活動の振興を図ることを目的とする。新型コロナウイルス感染症対策基金:新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止、医療提供体制の支援、住民生活の支援等を目的とする。緑ぬくもり基金:緑の保全・育成及び未来を拓きぬくもりのあるまちづくりを目的とする。(増減理由)まちづくり寄附基金については、ふるさと納税による寄附金額の増加によるもの。公共施設マネジメント基金については、決算剰余金の一部積立及び都市計画費寄附金の積み立てによるものである。新型コロナウイルス感染症対策基金については、新型コロナウイルス感染症対策に係る寄附金及び同感染症対策のため中止した事業費の減額分の一部を積み立て、同感染症対策のための事業の財源として活用したもの。(今後の方針)特定目的基金のうち公共施設マネジメント基金においては、令和6年度より大型の公共施設の更新・複合化事業を予定しているため、引き続き積極的な積み立てを目指すものである。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2021年度)
有形固定資産減価償却率
有形固定資産減価償却率の分析欄
当町では、平成27年度に策定した公共施設等総合管理計画において、公共施設等の延べ床面積を15%削減するという目標を掲げ、老朽化した施設の統廃合等を進めている。有形固定資産減価償却率については、上昇傾向にあり、類似団体平均と比較するとその伸びはやや急である。今後、公共施設の複合化を予定していることからも、公共施設マネジメント基本計画や令和2年度に策定した個別施設計画に基づき適切な維持管理に取り組んでいく必要がある。
(参考)債務償還比率
債務償還比率の分析欄
広域ごみ処理施設等建設事業や公民館・給食センター建設事業などの大型の建設事業の償還が開始しており、地方債残高は減少していく見込みであり、類似団体内平均を下回った。近年は、地方債の新規発行を償還額以下に抑えるよう運用している。しかし、今後公共施設の複合化による大型の更新事業を予定しており、当該事業の償還が開始した際には債務償還比率は再び上昇する見込みである。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
地方債発行の抑制による地方債残高の減少、基金残高の上昇などにより将来負担比率は低下している。有形固定資産減価償却率はやや上昇傾向にあるが、埼玉県平均をやや下回っている状況である。公共施設マネジメント基本計画に基づき、今後、老朽化対策に積極的に取り組んでいくとともに、建設事業の実施にあたっては、PFIやPPPなどの手法を検討することで地方債の新規発行の抑制に努める。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
地方債発行の抑制による地方債残高の減少、基金残高の上昇などにより将来負担比率は低下している。また、実質公債費比率においても、起債額の高かった道路用地取得事業などの償還が完了したことにより、低下傾向にある。建設事業の実施にあたっては、PFIやPPPなどの手法を検討することで地方債の新規発行の抑制に努めるとともに、行政改革大綱を中心とした経常的経費の削減に取り組む必要がある。
施設類型別ストック情報分析表①(2021年度)
施設情報の分析欄
類似団体と比較して特に有形固定資産減価償却率が高くなっている施設は、学校施設、児童館であり、特に低くなっている施設は、認定こども園・幼稚園・保育所、公民館である。学校施設については、昭和40年代に多くの小中学校が建設されているため、有形固定資産減価償却率が高くなっている。ただし、耐震改修が必要な小中学校についてはすべて耐震改修を完了しているため、使用する上での問題はない。児童館については、3館あるうちの2館が築30年以上経過しており、有形固定資産減価償却率が高くなっている。今後は公共施設等総合管理計画及び個別施設計画に基づき適切な維持管理に取り組んでいく必要がある。認定こども園・幼稚園・保育所及び公民館については、平成27年度に第3保育所の建て替えと中央公民館の建設を行い、平成30年度に老朽化していた第1保育所を除却したため、有形固定資産減価償却率が低くなっている。認定こども園・幼稚園・保育所については、これらの事業により、一人当たり面積についても減少しており、今後の維持管理費用の減少も見込んでいる。
施設類型別ストック情報分析表②(2021年度)
施設情報の分析欄
類似団体と比較して特に有形固定資産減価償却率が高くなっている施設は、福祉施設、保健センター・保健所であり、特に低くなっている施設は、体育館・プールである。福祉施設については、老人福祉センターと三芳太陽の家が築30年以上経過しており、有形固定資産減価償却率が高くなっている。なお、三芳太陽の家ついては令和3年度に民間移行済みである。体育館・プールについては、総合体育館が築15年と比較的新しい施設であり、有形固定資産減価償却率が低くなっている要因であると考えられる。その他の施設については、類似団体平均とほぼ同水準であるが築20年以上経過している施設が多いことから、公共施設マネジメント基本計画や令和2年度に策定した個別施設計画に基づき適切な維持管理に取り組んでいくとともに、公共施設マネジメント第1期アクションプランにおける各施設別の取組について、見直し改定を令和5年度中に実施する予定である。
財務書類に関する情報①(2021年度)
1.資産・負債の状況
一般会計等においては、資産総額が前年度末から657百万円の増加(1.5%)となった。金額の変動が大きいものは基金及び現金預金である。令和3年度においては、コロ特例軽減措置の終了による固定資産税が192百万円の増及び企業収益の増による法人町民税が69百万円の増となった。また、基金については、固定資産のその他基金が623百万円の増加、流動資産の財政調整基金が373百万円増加しており、令和2年度決算剰余金の一部を積み立てたことによるものである。負債が減少している要因は、道路用地取得事業を含む10事業の償還完了によるものである。
2.行政コストの状況
一般会計等においては、経常費用は12,101百万円となり、前年度比3,110百万円(前年度比0.2%)の減となった。そのうち、人件費等の業務費用は6,783百万円、補助金や社会保障給付等の移転費用は5,318百万円である。最も金額が大きいは移転費用は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金278百万円であり、移転費用が純行政コストの45.6%を占めている。引続き公共施設マネジメント基本計画に基づく施設の集約化・複合化及び長寿命化等公共施設の適正管理に努め経費の縮減を図る必要がある。
3.純資産変動の状況
一般会計等においては、税収等の財源(13,446百万円)が純行政コスト(11,657百万円)を上回っていることから、本年度差額は1,789百万円となり、純資産残高は1,864百万円の増加となった。主な要因は、町税収入の安定的な確保ができていること。また社会資本整備総合交付金を受けてスマートIC利便性向上促進事業を行ったため、財源に当該補助金の額が計上される一方、当該普通建設工事による行政コストの計上は減価償却により徐々に減少するため、純資産が増加しているものと考えられる。
4.資金収支の状況
一般会計等においては、業務活動収支は2,695百万円であったが、投資活動収支については、スマートIC利便性向上促進事業や体育施設整備等事業を行ったことから1,596百万円となった。財務活動収支については、地方債の償還額が地方債発行収入を上回っていることから、▲965百万円となっており、本年度末資金残高は前年度から134百万円増加し、1,141百万円となった。
財務書類に関する情報②(2021年度)
1.資産の状況
住民一人当たり資産額が類似団体平均を下回っているが、当団体では道路等のうち、取得価額が不明であるため、備忘価額1円で評価しているものが多いためである。また、将来の公共施設等の修繕や更新等に係る財政負担を軽減するため、公共施設マネジメント基本計画に基づき、公共施設の適正配置を進めることにより、施設保有量等の適正化に取り組むものである。
2.資産と負債の比率
純資産比率は、類似団体平均を下回っており、将来世代負担比率については、類似団体平均を大きく上回っている。これは固定資産に対する地方債の残高が類似団体平均を上回っていることによるものである。新規発行する地方債の抑制を行い、将来世代の負担の減少に努める。
3.行政コストの状況
住民一人当たり行政コストは、類似団体平均を下回っている状況であるが、特別定額給付金支給事業等の皆減により前年度比3,226百万円の減少となっている。住民サービスの充実を図る一方で、今後も職員の定員適正化計画及び行政改革大綱に基づき、経営経費の削減・抑制に努めるものである。
4.負債の状況
住民一人当たり負債額は、地方債残高の減少により、類似団体平均並みの推移となった。基礎的財政収支は、類似団体平均値を上回っており、経常的支出を税収等の収入で賄えているため、業務活動収支が黒字となったことによるものである。今後も安定的な財政運営のため、税収確保に努めるとともに、地方債の発行を抑制し、地方債残高の削減に努めるものである。
5.受益者負担の状況
受益者負担比率は、類似団体平均値を下回っており、行政サビスの提供に対する直接的な住民負担が、類似団体に比べ比較的低いことが考えられる。一方で今後、使用料等の見直しなどによる受益者負担の適正化が必要と考えるが、同時に行財政改革による経常費用の削減も必要である。
類似団体【Ⅴ-2】
七飯町
音更町
幕別町
中標津町
おいらせ町
紫波町
矢巾町
大河原町
柴田町
亘理町
利府町
大和町
美里町
茨城町
東海村
阿見町
壬生町
野木町
吉岡町
玉村町
伊奈町
三芳町
毛呂山町
小川町
寄居町
宮代町
杉戸町
松伏町
酒々井町
栄町
瑞穂町
葉山町
寒川町
大磯町
二宮町
湯河原町
津幡町
内灘町
昭和町
富士河口湖町
岐南町
笠松町
函南町
清水町
長泉町
東郷町
扶桑町
大治町
蟹江町
阿久比町
美浜町
精華町
与謝野町
島本町
熊取町
猪名川町
播磨町
太子町
三郷町
斑鳩町
田原本町
上牧町
王寺町
広陵町
白浜町
府中町
海田町
熊野町
石井町
北島町
藍住町
三木町
綾川町
松前町
砥部町
いの町
宇美町
篠栗町
志免町
須恵町
新宮町
粕屋町
水巻町
岡垣町
筑前町
福智町
みやき町
長与町
時津町
菊陽町
益城町
日出町
三股町
読谷村
北谷町
中城村
西原町
南風原町
八重瀬町