収益等の状況について
➀収益的収支比率については、100%を超えており、健全性は確保されていると考えられます。②他会計補助金③駐車台数一台当たりの他会計補助金については、他会計から補助金を繰り入れていないため0となり、独立採算による運営を果たしています。④売上高GOP比率については、当施設は類似施設平均を超え、施設の営業に関する収益率は高いと判断できます。➄EBITDAとは、純利益から減価償却費などの影響を排除した指標であり、当施設は、類似施設平均以下となっています。当施設は、平成29年度に新規設置された駐車場のため、さらなる利用者増に向けての対策が必要であると考えています。
資産等の状況について
⑥の有形固定資産減価償却率については、当施設については地方公営企業法非適用事業であるため、指標は算出されません。➆敷地の地価については、固定資産台帳等によるものです。⑧設備投資見込額については、当施設は、平成29年度に新規設置された駐車場のであるため、当面の間は、老朽化対策等は必要ないので、小規模な修繕料の見込額となっています。⑨累積欠損金比率については、当施設については地方公営企業法非適用事業であるため、指標は算出されません。⑩企業債残高対料金収入比率について、平成29年に当施設を新設したため、企業債残高料金比率が平均値を大きく上回っています。今後、計画に基づき償還を行います。
利用の状況について
⑪稼働率について、平成30年度の当施設は、類似施設平均を下回っており、駐車場施設としての需要は低下しています。また、当施設は、駅周辺の店舗利用及び駅利用者、通勤通学の送迎時の駐車場として設置されたものであり、駐車開始から30分無料としているため短時間(30分以内)での駐車場利用が多いことから稼働率は平均値に近く、施設の利用状況は良好であると判断できます。
全体総括
当施設については、駅周辺の店舗利用及び駅利用者、通勤通学の送迎時の駐車場として利便性向上を図るため設置されたものです。収益等の状況については、収益的収支比率は100%を超えており、健全性は確保されていると見受けられます。利用の状況として、稼働率は類似施設平均を上回っていることから適正な運用ができています。また、駐車開始から30分無料としているため短時間(30分以内)での駐車場利用が多いため、収益的収支比率は類似施設平均を下回っていますが、目的である駅周辺の店舗利用及び駅利用者、通勤通学の送迎時の駐車場として市民の利便性向上に寄与しているものと考えられます。