飯能市:特定環境保全公共下水道
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11:埼玉県
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飯能市:特定環境保全公共下水道
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経営比較分析表(2017年度)
経営の健全性・効率性について
・収益的収支比率は、平成28年度に原市場浄化センターの水処理施設における緊急修繕を実施し収益的支出が大きくなり下降した。平成29年度は原市場浄化センター、管路施設とも緊急修繕が発生せず111.95%と平成27年度の水準に回復した。当該処理区は単独の終末処理場を有し、突発的な修繕など、施設の老朽化に伴う維持管理費の上昇のほか、人口が年々減少していることに伴う使用料収入の減が予想されることから、今後とも、業務の効率化を図るとともに、施設の計画的な点検、修繕を行い、営業費用上昇の抑制に努めていく。・経費回収率及び汚水処理原価はともに、平成29年度に緊急的な施設修繕が発生しなかったことで収益的支出が減少し、平成27年度の水準に回復した。今後も計画的な維持管理及び修繕を行うことにより、営業費用の上昇を抑制していく。・施設利用率は70から80%の間で推移しているが、年々人口が減少していることに伴い流入量が減少している。稼働率などの他の指標も見ながら、今後の施設の効率性、運営体制、投資のあり方などを検討する必要がある。・水洗化率は平成29年度末で96.65%であり、類似団体平均値83.06%よりも高い水準である。今後も未接続世帯への水洗化活動に取り組み、水洗化率のさらなる向上に努めていく。
老朽化の状況について
・平成4年の供用開始から約25年が経過している。平成21年度以降、不明水対策による管きょ更生を実施した。平成29年度からストックマネジメント実施方針の策定業務を行っており、施設の重要度や老朽化の状況を踏まえ、適正な維持管理と計画的な更新に取り組んでいく必要がある。
全体総括
・平成23年度以降、2度の使用料改定を実施し、収益的収支比率、経費回収率などが上昇し、経営改善が図られてきている。平成28年度緊急修繕があったため、収益的収支比率等が下降したが、事業規模が小さいため生じた状況であり、急激な支出の増が抑制できるよう、計画的かつ適切な維持管理、修繕に取り組んでいく。・将来人口の動向、施設の老朽化状況などを踏まえ、施設のあり方などを検討する必要がある。