みなかみ町:特定環境保全公共下水道
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10:群馬県
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みなかみ町:特定環境保全公共下水道
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経営比較分析表(2014年度)
経営の健全性・効率性について
平成26年度に使用料を改定させていただき、料金収入が増え改善傾向になりました。しかし、施設修繕費が多くかかった年だったため、収益的収支比率および、汚水処理原価の表に、大きな変化はなく、前年とほぼ同じ値となってしまいました。料金を改定しましたが、使用料収入で経費を賄える水準にいたっていないため、さらなる改善が必要です。運営費の多くは維持管理費ですが、機器の耐用年数にとらわれず、現場の状況を踏まえたメンテナンスを行うことで、経費削減につながります。企業債残高については、計画的に残高を減らすことが出来ています。経費回収率は年々増えており、改善傾向にあります。施設利用率は他の類似団体を上回っており、効率良く運営されています。水洗化率については、平均値を上回る率ですが、未接続の戸別訪問を継続的におこなうことで率の向上につながると思われます。
老朽化の状況について
みなかみ町の下水道事業は、供用開始後30年が経過し、下水道施設の老朽化が進んでいます。老朽化に伴い、管路の腐食による管路陥没や雨水の浸入、また、木の根による管路の閉塞等が発生する恐れがあります。汚水を安定的に処理するためには、長寿命化計画等に基づく施設の老朽化対策が必要です。みなかみ町では、優先順位を勘案し計画的に施設の更新を実施しています。
全体総括
みなかみ町は人口減少が続き、使用料収入の確保も厳しい状況ですが、利根川源流域の水質保全や生活環境の向上・維持のため、下水道の整備や施設の維持管理を図っていきます。供用開始後30年を経て、施設の老朽化が進む中、長寿命化計画に基づく計画的な老朽化対策を進め、支障なく汚水処理ができるように努めています。経営面では、水洗化率の向上による使用料収入の確保に努めるとともに、事業費の見直しや維持管理費の縮減等の経費節減に取り組み経営の健全化を進めます。