収益等の状況について
過去数年にわたって,他会計からの繰り入れがないことから,②他会計補助金比率及び③駐車台数一台当たりの他会計補助金額の値は,ゼロで推移している。①収益的収支比率は類似施設平均値及び全国平均を上回り,収支は黒字を確保している。④売上高GOP比率,⑤EBITDAは類似施設平均・全国平均を上回り,当該施設は,収益性が高く,安定した運営状況であることを示している。
資産等の状況について
設備投資見込額は,3,666千円であるが,一般的に施設の老朽化が進むと,建設改良費等が大きくなっていくことから,今後は,予防保全やアセットマネジメント等の取組に努めていく必要がある。企業債発行による借入資本金はゼロであり,⑩企業債残高対料金収入比率もゼロで推移している。
利用の状況について
近隣商業施設等の提携駐車場になっているほか,JR宇都宮駅が近く,入庫後20分以内の出庫が無料となる仕組みの導入などにより,稼働率が極めて高い。
全体総括
施設単体では,収支が黒字であり,多額の設備投資を必要としない広場式駐車場であることから,安定した収益を確保している。今後も引き続き,財政収支との整合を図りながら,計画的な修繕を行い,健全な経営状況を維持していくことが必要である。