経常収支比率
収益的収支比率
累積欠損金比率
流動比率
経費回収率
汚水処理原価
施設利用率
水洗化率
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経営の健全性・効率性について平成23年に発生した東日本大震災以降、原子力発電所の事故による村民の避難に伴い、施設使用料免除、一部基本料金のみ徴収として来たため、単年度の収支額が著しく減少していたが、徐々に帰村者が増加し、平成26年度においては大幅な回復となった。これにより、料金水準の適切性についても類似団体平均値に近づき適正なものになっている。平成27年度からは、帰村者に対しての人員割の料金徴収も再開されているため、単年度の収支、経費回収率等も更に回復するものと思われる。債務残高については、順調に返済が進んでおり、年々減少し平成46年度を目途に完済する見通しである。
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有形固定資産減価償却率
管渠老朽化率
管渠改善率
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老朽化の状況について該当する数値は無いものの、川内村農業集落排水施設の建設から20年以上が経過し、汚水汲み上げのポンプや、水位計などの機器に故障が増えており、随時修繕対応しているが、今後も経年劣化とともに増加するものと思われる。管渠については、東日本大震災後に管渠の修繕工事等を行っているが、地盤の変化などにより、今後管渠の詰り等が発生する可能性もあり、更には経年劣化による管渠の破損等も心配される。
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全体総括農業集落排水施設の完成から20年という歳月が経過し、経年劣化による施設の破損・故障などは避けられないものになってきており、今後施設の更新について進めていかなければならない。また、東日本大震災に伴う原子力発電所の事故により、大半の村民が避難を余儀なくされ、現在授受に帰村が進みつつあるが、震災前の水準には達しておらず、高齢化等の影響もあり料金収入の減少も問題となる事から、今後の施設維持のためにも更なる健全化が求められている。
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